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環境Q&A

地球に「やさしい」? 

登録日: 2006年02月26日 最終回答日:2006年09月23日 環境学習 環境倫理/思想

No.15255 2006-02-26 11:17:51 しんご

「地球にやさしい」とか、「環境保護」とか、「自然を守る」ってよく言われて、
そして、それに対しては、「決して地球にやさしくなんかない」とか「『守る』とか『保護』なんてのは人間の驕りだ。」なんていう意見もよく聞かれます。
後者については、言われてみればそうだなぁって思いますし、実際、私たちはもはや環境(地球?自然?同義語?)に負荷をかけ続けているわけだから、「守る」「やさしい」じゃなくて、「負荷を減らす」「負荷が少ない」と言うのが、一番正しいのだと思ったりもします。同様に、「野生動物を守る」のではなく、「野生動物が本来ふさわしい生活を送れるような環境を作る」というのが適切だと思います。

けれど、簡単でわかりやすい表現も必要だと思うのです。ニュアンスは違っても「環境保護がしたい」って言う方が簡略だし、手っ取り早い。「環境負荷を少なくしたい」とか、「野生動物が本来…(省略)」って言っても、長いし、わからない人もいると思います。

変な質問だとは思うのですが、「環境保護がしたい」「動物を守りたい」というのに代わる、簡単な表現はないでしょうか?

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No.15272 【A-1】

Re:地球に「やさしい」?

2006-02-27 11:10:24 もけ

「○○に優しい」というのは、英語の「friendly」の訳語なのかな(earth friendlyとかenvironmentally friendlyとか)。friendlyのニュアンスは「友好的」って感じです。欧米では自然は征服するものという前提があったようですから、それに相対する概念としてfriendlyを使ったのかも。
また「保護」は「protection」「conservation」の訳語ですが(後者は最近「保全」と訳し分けられることが多い)conservationの方はむしろ「維持する」というニュアンスの方が強いです。
ということで、私は「自然とうまく付き合っていく」って感じかなぁ・・・と思っています。
まあ言葉というのは人によって感じ方が違いますから、万人一致の表現は無いでしょうねー。キーワードとして使われ始めると、なんだか変なイメージが付いて、言葉の受け取り方が変わってくることもあるでしょうし。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございました。お礼が遅くなって申し訳ございません。
和訳による語弊もあったのですね。確かに「友好的」の方がしっくり来ます。「保全」という言葉を使うのにも、いまひとつ抵抗を感じます。「維持」「保存」といった具合でしょうか。でもやはり万人一致の表現はなさそうですね。

No.15274 【A-2】

Re:地球に「やさしい」?

2006-02-27 11:37:41 Geordi La Forge

「自然共生」ってな言葉があったような気もするけど、そんなのはどうか?

多分、お役所が「e-スタート」に味を占めて、「e-活動」という言葉を作るかも。

しかし、「E電」って言葉はすぐに廃れたから、「e-スタート」も「e-活動」も廃れるのが早い気がするのは俺だけかな?

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
恥ずかしながら、「e-スタート」「E電」なるものを聞いたことすらありません。調べてもよくわからなかったので。

No.15328 【A-3】

Re:地球に「やさしい」?

2006-03-01 10:56:42 きら

 きらです。

 最近では、LOHAS(ロハス)というのが、該当するのかな思います。

 人によってLOHASの考え方や実践方法が異なるというあいまいな点がありますが・・・・・。

 
 余談ですが、「言葉」の扱いも気になるのですが、エコラベル(エコマーク)の種類が多すぎるように思いませんか?
 
 各業界、自治体、団体等で作製したエコラベル(エコマーク)の数を合わせると100以上あるのではないでしょうか?

回答に対するお礼・補足

LOHASですか...
私事ですが、水も電気も無駄遣いしまくっている友達が、自然食品だけを食べて、「これからはロハスだからね」なんて言ってたことがありました。ロハスの意味は案の定わかっていませんでした。言葉の意味自体は周知させる必要はありませんが、そういう生活スタイルをもっと浸透させる必要があると感じました。余談ですが。

エコラベルの数については、多いと感じたことはないですね。多いのなら統一した方がいいとは思いますが、エコラベルであることがわかればいいとも思います。

No.15662 【A-4】

Re:地球に「やさしい」?

2006-03-17 07:51:51 yunaldinho

私も、「環境保護」や「自然を守る」といった、「保護」「守る」系(?)の言葉を使うのは、不適切かと思っています。
理由は、少し違います。
「保護」「守る」のような類の言葉からは、私達が「私達は、いわばこの地球を支配してる者」と主張しているように思えるのです。
しかし、実質的な話を言いますと、今、私達は、‘地球に住まわせてもらっている’つまりは‘地球に保護してもらっている’状況下にあると思います。
ですから、私達が「保護」「守る」または、質問に沿って言えば「やさしい」という類の言葉は、使うべきではないかなと考えております。
そこで例を言うならば、「普段お世話になっている地球に恩返しをする」とか…(「いつもお弁当を作ってくれるお母さんに孝行する」といった感じのノリ【?】と同じように)。
私は、それでも、十分かなぁと思っています。(すみません、質問に真っ当に答えられてない気がします)

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
確かに、意味を深く考えると「保護」「守る」などとは言わない方がいいと思うのですが、「環境保護」という言葉が国民だけでなく、新聞や本、テレビ、企業、そして政府にまで広く浸透していることを考えると、今ここで疑問を投げかける必要もないのでは、と思ったりもします。
言葉の意味を考えると、「恩返し」という言葉はぴったりですね。人間の「保護」行為が「恩」と言えるほどのものかどうかは疑問ですが。

No.18663 【A-5】

Re:地球に「やさしい」?

2006-09-23 21:10:43 こむぎこ

「環境保護」「環境保全」という言葉は「環境破壊」「環境汚染」と言う言葉の対立語として成り立っている面があります。また、背景に「人間と自然とは別の物」という考え方や、産業革命以降、豊かな人間生活のために自然から森林資源・地下資源を搾取してきたという事実もあるのでしょう。

環境に対しては「共生」「共栄」という言葉が一番いいと思うのですが、「環境共生」「環境共栄」は聞きなれないせいか、しっくり馴染まないですね。繰り返し使えばよいでしょうが「保全」「保護」が言葉として市民権を得てしまった今となっては難しい気がします。

yunaldinhoさんの考え方には非常に共感するところがありまして、言葉にするなら「報恩」でしょうね。「環境報恩」、いい言葉だと思います。
ただ「報恩」という言葉は、左翼団体や多数マスコミが「戦前をイメージする」という理由で使わない(使用を攻撃する)と思われるが残念です。

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