一般財団法人環境イノベーション情報機構
汚染土処分費の低下理由?
登録日: 2003年01月09日 最終回答日:2003年01月19日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.1492 2003-01-09 19:56:45 ヒソヒソ話
最近(昨年末頃から)、汚染土の処分費相場が下がっているような気がして心配しております.
処分ニーズが増加しているのに処分費が低下している理由をご存知の方がいらっしゃったら教えてください.
また、行政では処分費の動向をモニタリングしているところがあるのでしょうか?適正処分と処分費には何らかの相関があるのでは?
単なるデノミであれば良いのですが?
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No.1497 【A-1】
Re:汚染土処分費の低下理由?
2003-01-10 01:37:27 百足 (
まさに処分ニーズの増加がビジネスチャンスだからではないでしょうか?
産業新聞や工業新聞の類いを読んでいると、この1-2年、
・低コスト処理技術が開発された。実用化は........の予定。
・....大規模処理施設を建設することを発表した。処理コストが1/3になる見込み。
といった記事をよく目にします。
不況のあおりを受けて?、環境周辺企業以外にもプラント・エンジニアリング会社や造船・重工業系、土木建設会社、商社をはじめ様々な企業が参入してきているようです。
私は門外漢で実態を知らないだけに、かえって「過当競争」とか「環境(土壌汚染)バブル」といったことが頭をよぎります。
回答に対するお礼・補足
有難う御座いました。
処理技術が向上することは理解できるのですが、処分費(埋め立て)が低下するのが理解できません.
最近、処分場が急増しているのでしょうか?
産廃の処分に携わっている方のご意見を待ちたいと思います.
No.1572 【A-2】
Re:汚染土処分費の低下理由?
2003-01-19 01:34:03 ブレンドコーヒー (
例えば土地の汚染が発覚したとします。その対処責任者あるいはこれから土地利用しようと考えている企業などは早急に、しかも安価で対処しようと考えるのが普通です。その際選択肢として「浄化」か「処分場へ搬出」が考えられます。浄化は処分場搬出に比べて一般的にまだまだ時間がかかると思いますので、浄化をビジネスにするにはコストダウンが必要です。ここで価格競争が発生します。
また、もう一つの理由として土壌汚染対策法の影響があると思います。土壌汚染ビジネスが浸透してきたとはいえ、すべては新たに制定される土壌汚染対策法が決定するまでは本当の意味でのニーズが動き出していないと思います。マンション建設などそれぞれの業界によって企業が動き出すタイミングはあると思いますので、中にはすでに土壌汚染対策に着手している部分はありますが、一方では対策法が成立するまでは、膨大な費用をかけて対策に着手するのは早計だと考えている人たちもいるはずです。
ですから土壌汚染をビジネスとしている企業にとって今はいかにアピール・技術開発をするかという時期だと思います。
そういう動きからすれば現在のような状況が理解できるのではないでしょうか。
P.S.実際処分場の数としての増減はやはり知りたいものですので私としても情報をお待ちしたいと思います。
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