木質マテリアルリサイクルとバイオマス発電について
登録日: 2006年02月04日 最終回答日:2006年02月07日 ごみ・リサイクル リサイクル
No.14553 2006-02-04 10:28:33 ガンバルンバ
私は、木質廃材を原料とした木質リサイクル製品を製造しております。月間何百トンの木質廃材を原料とし製品化し、その廃材は、また原料にするといった木質系循環サイクルを構築しております。しかし、昨今バイオマス発電事業の活性化により、原料となる木質廃材がサーマルリサイクルの名のもとに、バイオマス発電用燃料に流れ、原料の木質廃材が集まりません。
確かに、バイオマス発電の必要性も十分認識はしておりますが、カーボンニュートラルの考えがあるとはいえ、現在の状況はあまりにも安易に燃料化に動いているように感じます。燃やさなくて済むなら、燃やさない、これが本当の炭素固定ではないでしょうか?
バイオマス発電については、補助金等国からの大きなバックアップもあるようです。
ご意見をお聞かせ下さい。
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No.14557 【A-1】
Re:木質マテリアルリサイクルとバイオマス発電について
2006-02-04 20:54:09 Dr.ゴミスキー (
政府(環境省)のこれまでの補助金制度が三位一体の改革(?)で補助金制度が駄目(廃止)になりました。
しかし、その分を交付金制度に名を変えて復活しています。その最たるもの1つに「バイオマス」をキーワードにした技術の売り込みです。
それを検証することなく事業として採用している自治体や企業が沢山あります。
回答に対するお礼・補足
早速のご回答、ありがとうございます。
私の考えに賛同して頂ける方がいて、少しホッとしました。みずほ総合研究所「みずほリポート」にも同様の事が報告されていました。
No.14592 【A-2】
Re:木質マテリアルリサイクルとバイオマス発電について
2006-02-07 13:31:43 森のめぐみ (
材料の木材が不足しているようなら、林業関係団体などに問い合わせてみればいかがですか。
なお、どんなものでも製品寿命が永遠であることはないので、いずれは朽ちてしまうでしょう。だから木質素材製品は有効利用であっても炭素固定ではありません。炭素固定をやりたければ化石を作る事業をやるしかないのですが、それはあまり現実的とはいえません。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。我々も間伐材に着目し、その活動も行っておりますが、間伐材の大部分は林地残材となり、ほとんど山から出材されないのが実態です。また、その出材に多大な費用がかかるため、事業として成り立たないのも事実です。
また、私は炭素固定を目的にするのではなく、廃材のカスケード利用を幅広く行うことにより、環境低減事業を活性化させる必要があると思います。そして、早期のCO2排出権取引のシステム構築を望みます。
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