一般財団法人環境イノベーション情報機構
アルミの体への影響
登録日： 2006年02月02日 最終回答日：2007年04月09日 水･土壌環境 水質汚濁
No.14504 2006-02-02 05:57:49 Al
近隣方が井戸水の水質検査をしたところアルミニウムが基準値0.2ｍｇ/ｌ以下に結果5.9で不適合がでました。アルミを取り続けると体の影響はどうなんでしょうか？ポンプで上げると底に溜まった砂状の中に細かいアルミが確認できます。検査責任者の説明です。フィルターだけで大丈夫でしょうか？
水酸化アルミは簡単に水に溶けると聞いています。
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No.14505 【A-1】
Re:アルミの体への影響
2006-02-02 09:25:58 ケージ （
「アルミ」「アルツハイマー」で検索するといろんなHPがヒットするので参考にされてはいかがですか。
No.14537 【A-2】
Re:アルミの体への影響
2006-02-03 16:50:34 匿名 （
>水酸化アルミは簡単に水に溶けると聞いています。
>
飲用水として心配されているのでしょうか、物質そのものの毒性を心配されているのでしょうか？
下記覗いてみてください。
質問が絞られていないように思われます。最低限データーベースに記載されている内容は把握した上でどの点が心配なのか明確でないとお答えしようがないのですが。
水質基準の見直しにおける検討概要：II．性状に関する項目１．無機物質
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/dl/k32.pdf
国際化学物質安全性カード：アルミニウム粉末
http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0988c.html
神奈川県環境科学センター：個別物質全項目表示：アルミニウム
http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/kisnet/menu.asp
でCAS番号(ｺｰﾄﾞ番号)検索を使用して7429-90-5を検索
化学物質データベース：化学物質検索：アルミニウム
http://hit-hit-web.hp.infoseek.co.jp/ChemData/jp/a_jp_8.html
化学物質データベース
http://www.env.go.jp/chemi/communication/date.html
水酸化アルミは不溶性の物質として扱われます（常識的な範囲で溶けにくい事を表しまったく溶けないわけでは有りません）。
神奈川県環境科学センター：個別物質全項目表示：水酸化アルミニウム
http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/kisnet/hyouji.asp
No.14668 【A-3】
Re:アルミの体への影響
2006-02-11 14:05:18 ＴＯＳ （
はじめまして。ＴＯＳといいます。
ＷＨＯはアルミニウムとアルツハイマー病との関連について、「きわめて低い」と結論付けているようです。
詳しくは、「アルミニウムと健康」連絡協議会のＨＰ
http://www.aluminum-hc.gr.jp
をご覧下さい。
>ポンプで上げると底に溜まった砂状の中に細かいアルミが確認できます。検査責任者の説明です。フィルターだけで大丈夫でしょうか？
これについては、井戸の汲み上げ施設等を点検されたほうが良いと思います。少なくとも、地質によるのか、設備が原因なのかがはっきりすると思いますし、それによって対策も取れるでしょう。
回答に対するお礼･補足
ありがとうございます。アルツハイマー病は確認しました。透析患者の体内にアルミが大量に蓄積して痴呆症状が 発生したアルミ痴呆症はご存じないでしょうか？井戸水にアルミが混入しているのは近所にアルミ箔を燃やしてアルミを取っているスクラップ業者が灰を河川に垂れ流しております。間違いなくこれが原因であるとかくしょうしております。行政に問い合わせてもアルミは安全との答えが返ってくるだけなのでここに質問したしだいです。
No.14682 【A-4】
Re:アルミの体への影響
2006-02-12 13:11:38 ＴＯＳ （
ご紹介したＨＰに「透析脳症」に関しても記載があります。
No.14754 【A-5】
Re:アルミの体への影響
2006-02-15 09:16:31 あけ （
１０年ほど前にアルツハイマー患者の脳にはこのアルミニウム量が多かったために関係を疑いました。
この学術的意見にアルミニウム製造販売の団体は猛反発を行い、各種の発表がなされ、慎重に審議することで当時は政治的な配慮がなされたようです。
現在はアルツハイマーとの因果関係については結論づけていません。
しかし、研究途中であり人体の影響についてはなんら申し上げられないと思います。ということは基準値以内ならば現時点では悪影響が無いと申し上げることができます。
どちらにしても、多量摂取はさけることが賢明です。不適合な水を使用続けることは避けましょう。
回答に対するお礼･補足
ありがとうございました。大変参考になりました。
No.22050 【A-6】
Re:アルミの体への影響
2007-04-09 11:42:19 嘉野 博 （
化学工業としてのアルミニウム溶出は、専門家にお任せします。アルミ缶・アルミ箔などについては、工業原料に関するものであり別の方に御回答をお願いします。
しかしながら、アルミ鍋の変色については、自然界でおきている現象と同じです。アルミ鍋を塩湯出に使用すると、丸く輪になって変色します。つまり、塩化ナトリウムＮａＣｌによる影響です。アルミは、水に溶けないがＮａＣｌには溶けると云うことです。
自然界では、家畜の糞尿リサイクルで、土（粘土鉱物）から糞尿の塩化ナトリウムによりアルミニウムイオンが溶出しています。また、有機物栽培でも同じことがおきます。有機物には、塩化カリウムが含まれておりアルミニウム酸化物を溶出します。
ちょっと余談ですが、心臓の鼓動は、このカリウムとナトリウムの筋肉への浸透圧で休みなく働いています。このバランスが崩壊するのが動物の安楽死に使われるカリウムです。
これら金属イオンのバランスが非常に大切です。生体内で、鉄・亜鉛・マンガン・アルミニウムなどの神経伝達系金属イオンバランスが変化すると脳神経性疾患となると云われています。
生体内に摂取されたアルミニウムイオンは、三価のイオンであり酸素を多く必要とするので、血の巡りが悪くなり癌などの病気になりやすいと考えた方が良いと思います。アルミニウムとアルツハイマー病の因果関係は、否定も肯定もできません。
アルミニウムイオンの分析が原子吸光光度計で、容易に分析できず、食品分析機関でも行っておらず、農産物のアルミニウムイオン含有量は闇の中です。
風評被害が懸念されますが、硫黄分を多く含んだ農作物に硫酸アルミニウムの形態で生体内に循環しています。
”情報発信者；マンガン・アルミイオンと脳神経性疾患の因果関係調査研究者”
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