一般財団法人環境イノベーション情報機構
ICPにかけるサンプルの切断について
登録日: 2006年01月31日 最終回答日:2006年02月02日 環境行政 法令/条例/条約
No.14460 2006-01-31 02:42:59 kenji
質問を閲覧いただきありがとうございます。
私はRoHS対策のためにICPを使い、分析に従事している者です。
ICPの前処理のためにいただいたサンプルを切断するのですが、樹脂を切断するためにステンレス製のはさみを使っておりましたが、これがCrのコンタミとなるのではという指摘がございました。
セラミックス製のはさみにすることを検討しておりますが、樹脂だけでなく金属やガラス製のサンプルも扱うため、セラミックスのはさみでは切れないものが出てきたらどう対応すべきか悩んでおります。
現在、ICPをされている方など、試料の切断に対応されている方、どうかご教授してください。お願いします。
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No.14487 【A-1】
Re:ICPにかけるサンプルの切断について
2006-02-01 14:49:23 虚構の春 (
ハサミやカッターで段ボールなどの分析資料を切っていました。
段ボール紙から10ppm以下のCrがICPで検出されることが多く
今思えばあれがハサミの刃こぼれ由来だった可能性もあるのかと
妙に納得しそうになりました。(実際のところは不明)
分析をお願いする側の経験則では今までCrのコンタミで問題に
なるような濃度になったことは有りませんが、ステンレスの表面
処理(電解研磨)によっては六価Crが残留することもあるようですし
セラミックのハサミを急いで導入して欲しいと考えます。
金属やガラスなどの切れないサンプルに出くわしたらCrやPb等を
含まない道具で潰す、砕くなど別の処理をすれば良いのではないかと
思います。素人考えで申し訳有りませんが・・・
No.14512 【A-2】
Re:ICPにかけるサンプルの切断について
2006-02-02 11:33:28 K (
タングステンカーバイド製のはさみというのがあるようです。
振動ミルの世界ではよく使われている素材です。
値段はそれなりにしますが…。
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