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環境Q&A

土壌溶出試験法・土壌と溶液の量について 

登録日: 2006年01月26日 最終回答日:2006年01月26日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.14381 2006-01-26 05:10:47 まめ

道路周辺土壌からの重金属溶出について調べたいと考えています。
溶出試験法について、環境庁第46号では土壌と溶媒が重量体積比10%で、かつ混合液が500ml以上になるようにとされていますが、なぜ500mlという量なのかわかる方いらっっしゃいますか?
土壌と溶媒の比率を変えずに、少量で分析した場合に溶出率が変化する…とかあるんでしょうか?

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No.14386 【A-1】

Re:土壌溶出試験法・土壌と溶液の量について

2006-01-26 19:00:15 どしょう

>なぜ500mlという量なのか
土壌が総て均一な状態であるとは考えられません、言い換えると同一場所でも採取した土が「砂状の土」と「粘土状の土」があった場合は粒度が違います(粒度が違うと表面積は当然違います)少量であれば溶出率が変化しますよね、とすると統計学的にも少量よりも大量で処理した方が代表値となり得るからです。500mL以上となっているのはそのためですがそれでもデータにばらつきが出ることを考えると1Lで溶出試験をやっている分析センターもあるくらいです。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
土壌の不均一性と統計学的に代表値を得る、ということを考慮しての500mlなのですね。

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