一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

臭素を含有する金属って実在するのですか? 

登録日: 2005年12月14日 最終回答日:2005年12月30日 ごみ・リサイクル グリーン購入

No.13806 2005-12-14 03:23:09 旅人

当社は金属部品を製造しています。
ここ数年、部品中の重金属の分析結果を求める顧客が増えており、分析機関にお願いし提出してきました。
最近、RoHS指令指定物質の6物質についても、分析結果の提出を求められます。
そこで、金属素材中における臭素系難燃剤の分析って必要なのでしょうか。
顧客の要求である為、分析機関に依頼して提出していますが、分析費用が結構かかります。
しかも、分析データの有効期限は1年との要求もあります。
ここの皆様は、どのように対応しているのか、お聞かせ願えれば幸いです。

総件数 4 件  page 1/1   

No.13812 【A-1】

Re:臭素を含有する金属って実在するのですか?

2005-12-14 17:29:04 グリーンパルサー

難燃剤とは燃えやすいプラスチックや木、紙などを燃えにくくするために配合するものであり、燃えやすい金属を使用した金属部品が一般的に使用されるとは考えられません。どのような金属材料の製品を製造しているのでしょうか?まさか、金属ナトリウムとか、金属マグネシウムということはないですよね。

回答に対するお礼・補足

回答、どうもありがとうございます。
42材とかKov材等をプレスにて打ち抜き、部品として販売しています。
私も燃えやすい金属部品の例が思い浮かびませんが、一般にいう合金を加工して商品としています。

No.13822 【A-2】

Re:臭素を含有する金属って実在するのですか?

2005-12-15 00:32:59 matsu

>当社は金属部品を製造しています。
>ここ数年、部品中の重金属の分析結果を求める顧客が増えており、分析機関にお願いし提出してきました。
>最近、RoHS指令指定物質の6物質についても、分析結果の提出を求められます。
>そこで、金属素材中における臭素系難燃剤の分析って必要なのでしょうか。
科学の常識では出てくることはないので、重金属4種はともかく、不使用証明書で勘弁してくれるよう交渉する余地は(相手の会社との規模の差などがあまり無ければ)可能だと思います。
ただし、4元素と+PBB、PBDEを加えた場合の測定レポートのお値段はあまり変わらない気がするので、手間の分不毛ですが。
http://www.n-kankyo.com/gyoumu/eu.html

回答に対するお礼・補足

回答、どうもありがとうございます。
弊社も商社経由で添付アドレスの会社に依頼していますが、PBB,PBDEのみの分析で一検体10万円となっています。
4重金属は自社分析も可能なので安くできる場合(分析装置+人件費で微妙ですが)と、第三者機関を指定される顧客もいますが、その場合でも一検体で約5,000円です(台湾の分析機関ですが・・)。

No.13988 【A-3】

Re:臭素を含有する金属って実在するのですか?

2005-12-26 20:26:09 tamagobuta

かなり、レスポンスの期間が空いてしまっているので、ご覧になられるか分かりませんが。。。

弊社(デバイスメーカー)では基本的には、金属へPBB・PBDEの含有可能性はほぼ無いものと考えています。
(全てにおいて “絶対” はありえないから言い切れない、というレベルで考えています。)
ですから、弊社では基本的に樹脂・インク系材料以外(要は金属系の材料ですね)ではこれらの分析は行っておりません。

ただ、お客様からのご要望があれば対応せざるを得無いのですが、原則として一度は含有する可能性が大変低い旨を
ご説明の上、お断りしております。
ただ、その場合もたまたま手元にデータがある場合は提出しますし、蛍光X線分析による、臭素(Br)が非検出の
分析データを参考にお付けしたり、X線のデータなら提出可能との注釈をつけたりしています。
(Br非含有=PBB・PBDEの含有は無いので。)

しかし、問答無用でどうしても欲しいと言うお客様(特に海外など)の対応としては、材料メーカーでお持ちの場合は
いただけるようにお願いし、無い場合には自社にて外部分析を依頼しています。
やはり、PBB類の分析費用はとても高額なので、極力ご理解いただけるようお願いしてみてはいかがでしょうか?

回答に対するお礼・補足

回答、どうもありがとうございます。
海外のお客さんです。RoHS指定の6物質について、データを提出せよとの依頼がきます。
国内の客先へは、合金中に臭素が含まれる事は、まず無い事を説明し4重金属のみにしてもらっています。
国内の客先も、最終的に海外のメーカーへ輸出している場合などは、海外メーカーの要求を丸投げして来るので対応に苦慮しています。
世界的な権威の人が、「臭素を含む合金を作れたらノーベル賞ものだ」とでも言ってもらいたいものです。(塩素を含む合金は、現在の科学力では不可能と聞いた事があります)

No.14019 【A-4】

Re:臭素を含有する金属って実在するのですか?

2005-12-30 17:42:33 matsu

>ここの皆様は、どのように対応しているのか、お聞かせ願えれば幸いです。
RoHS対称物質の不含有について第三者機関の測定データを1年期限で運用するという考え方は、大崎あたりのセットメーカーさんがごく限定した範囲で運用しようとして失敗し、ただでデータがもらえるなら何でもとりあえず要求してみようという人たちを生み出してしまったという経過です。
台湾の特定の検査機関は、臭素系難燃剤の5置換体群を単一物質として報告するようなレベルの保証書を1,2万円相当で出せるとして、台湾メーカーにレポート添付の標準化を持ちかけたようで、台湾メーカーは日本の会社が出したその会社のレポートを全ベンダーに配って同等レポートの添付をすべての物品に要求しています。
個別の会社がこれを断ったり説明を求めるのはとても不毛なことなので、業界でまとまるか日本政府に何とかしてもらいたいものです。
当面の対応は、1年更新やグレードごとのレポートを断って、一度ぐらいはお付き合いに出してみるといったところです。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございました。
顧客の要求並びに対応方法については、業界で統一して欲しいと切に思います。
JGPSSI(JIG)とかも、参加メーカーで大枠を決めているだけで、要求については内容にかなり差があります。
同じデータを全メーカーに使い回せる仕様にして欲しいです。

総件数 4 件  page 1/1