廃棄物行政の先進的なところご存じないですか?
登録日: 2005年11月10日 最終回答日:2005年11月11日 環境一般 まちづくり
No.13243 2005-11-10 06:25:29 とり
視察できればと思い、ネット検索をしているのですが、なかなか希望するようなところがヒットしないので、お聞きします。
九州管内の町村限定(区、市などの都市部は除く)で先進的な廃棄物行政を行っているところを、どなたかご存じないですか?些細な情報(?)でも結構です。(もしかしたら、先進的?、という程度でも結構です。)
是非よろしくお願いします。
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No.13248 【A-1】
先進的なところ の意味は?
2005-11-10 20:05:18 Dr.ゴミスキー (
「なかなか希望するようなところがヒットしない」から言えることは、個々人の感性で言葉の意味合いも異なるということです。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
おっしゃる通りです。申し訳ありません。情報が不足しておりましたので補足させていただきます。
実はごみの有料化、特に粗大ごみの有料化という観点で、町、村レベルの人口規模で、その課金体制についての先進事例、行っているノウハウを調査したいと考えております。また町村規模でしたらごみの性質も都市部の物とは違うと考えています。
水俣市、北九州市ともに候補としては考えておりますが、都市部ということで、ごみの性質が当方の考えている農村部のものとかなり違うかと思われます。
課金体制としては、シール、袋、また均一従量制、累進従量制、一定量以下無料制など様々なものがあろうかと思います。市民の取り組みというよりは、行政側の取り組みという観点の先進事例ということになろうかと思いますが、どこかお近くの町に行政が例えば粗大ごみを計量器で測り手数料を払って処理をしているというようなところございませんでしょうか。
長文、駄文たいへん失礼いたしました。
No.13256 【A-2】
Re:廃棄物行政の先進的なところご存じないですか?
2005-11-10 23:10:09 todoroki (
九州といっても広いのですが、個人的には北九州市の
「北九州エコタウン」がいかがかと思います。
詳しくはこちらから⇒
http://www.city.kitakyushu.jp/~k2602010/sesaku/ecotown.html
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
Mr.ゴミスキーさんへのお礼にも書いたのですが、町村レベルの行政のゴミ有料化という点での先進地ということで考えています。わが町は指定袋による単純課金方式を検討しており、粗大ごみはやっと検討に入ろうかというところです。(お恥ずかしい)
粗大ごみについては、シール方式、また個別物品方式が多いようですが、例えば計量器による従量方式を採用している、というような所はあまり聞きません。容積、比重という観点で公平性に欠けると思われますが、重量の点では公平だったりします。どの方式も一長一短あるからこそ、議論が必要だと思います。その材料を現在収集しているところなのです。幅広いご意見お待ちしています。
No.13280 【A-3】
Re:廃棄物行政の先進的なところご存じないですか?
2005-11-11 21:21:45 からす (
廃棄物行政の先進的なところがあると考えるのは、青い鳥を探すようなもので、そんな自治体はどこにもありません。どこの自治体も多くの試行錯誤をくり返しながらひとつひとつ具体的な問題を解決して進むしかないのです。
地域の皆さんと知恵を絞りながらよりよい良い手法を試みるしかないと思います。
回答に対するお礼・補足
お礼が遅れ、申し訳ありません。
たいへんありがとうございます。「そんな自治体どこにもありません。」というのは「確かにそうかもしれないなぁ」と思ったところです。
議論の最終的な行き先は、もちろん地元での協議の中から生まれてくるものだと思います。からすさん、ありがとうございました。
No.13282 【A-4】
Re:廃棄物行政の先進的なところご存じないですか?
2005-11-11 21:43:02 Dr.ゴミスキー (
粗大ごみを秤るという発想は素敵ですが、問題がありすぎます。元々、粗大ごみは、処理困難物という流れから別途処理の道が選択されています。
それから、ここでは余り説明しませんが、地方自治法に基づく手数料制度(月刊廃棄物05年4月号〜11月号を参照)をお考え下さい。
昨今の農村部と都市では、ごみ組成には大きな違いが無いと思われますが、同じ環境の町村を対象とすることに意義を感じます。
青い鳥は自分の足元にいます。これは、ドイツを訪問した知人の得た結論です。
回答に対するお礼・補足
Dr.ゴミスキーさん、ご回答ありがとうございます。
月刊廃棄物の有料化の記事については、私も興味があり「う〜ん」と唸っているところです。
さて、”粗大ごみを秤る”ですが、おっしゃるとおり問題が多いと思っていますが、”元々処理困難物という流れ”というのは目からウロコで、なるほどとうなずいたところです。そう考えると、本当の理想とするところは、個別指定と従量制の折衷というところなんでしょうね。困難ですけど・・。
また、都市部と農村部のごみ質ですが、たしかに組成は同じ人間が排出するものですから大差ありませんが、住む環境の差は生活系一般廃棄物の枠を広げると思います。普通建設業者、解体業者に頼むようなものを自分で出来てしまうんです。事業に伴っていないから一廃となり、それが粗大ごみとなるわけです。
このあたりも、粗大ごみの個別指定の難しさにも若干影響していたりするのですが・・。悩ましい問題です。
No.13285 【A-5】
Re:廃棄物行政の先進的なところご存じないですか?
2005-11-11 22:07:08 万田力 (
今から30年近く前のことですが、当時分別収集で先進的な取り組みをしているというN市の事例です。
あなたと同じような、勉強のために調査に行った学生から聞いたという人からの又聞きですが、対応してくれた市の職員が「焼却炉の廃熱を近隣のハウス栽培の加温の為に熱供給すると言う約束で建設した焼却炉であるが、分別が徹底し過ぎて燃やすものが不足した結果、地元との約束を履行するため、重油の生焚きをして熱供給をしている。」と言っていたそうです。
これなどは、相手が学生だったためについうっかりと出た本音であって、公式には分別収集の成果を前面に出した評価しかされていません。まさに相手がケツの青い若造が相手だったからが出た本音の発言だろうと、「さもありなん。」と思ったものです。
「先進的な廃棄物行政」をしているところは建前でしか説明してくれません。そのことを念頭に置いた上で、先進的な廃棄物行政をしていると言われているところや、ごく普通のことをしているにすぎないと自覚しているところをいろいろと見聞することで、ほんとうのところが分かってくると思います。
回答に対するお礼・補足
万田力さん、ご回答ありがとうございます。
私もそのあたりは感じるところです。行政側が先進的と大きく言っていても、そこに住む大部分の住民の意識形成が追いついていないということもあると思います。また、表面的にはそういった地域と聞いていたところが、実は住民の一部の人が大反対していて、大部分の人はそうではなかったり・・。廃棄物行政という、とても大きなものを見ないといけないので、そのあたりはどうしても目をつむらないといけなかったりするんですが、建前も担当者によってはネタ晴らししてくれることもあって、実際に触れてみないと分からない世界がそこには存在してますよね。
No.13287 【A-6】
Re:廃棄物行政の先進的なところご存じないですか?
2005-11-11 22:22:04 todoroki (
ネットで探してもずいぶん出てきますし、詳しい報告書が掲載されていれば、視察に行く手間も省ける可能性があります。
それらを束ねて、可能ならば視察されて、反面教師にするというのもひとつの手かもしれませんね。
PS. ゴミスキーさんはDr.ゴミスキーさんでしたね。失礼しました。
回答に対するお礼・補足
todorokiさん、ご回答ありがとうございます。
たいへん参考になりました。たしかに、反面教師的なところも参考とすべきですね。そちら側の視点でも検索してみようと思います。ありがとうございました。
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