一般財団法人環境イノベーション情報機構
動物の生息環境にとって、影響の少ない改変の程度とは?
登録日: 2005年10月25日 最終回答日:2005年10月30日 自然環境 野生動植物
No.12976 2005-10-25 02:29:27 きーくん
一般に、大気汚染や騒音等の影響については、現況に対する寄与濃度が10%程度以下(1桁)ならば影響が少ないといわれているようです。
また、事業規模の変更等についても、1割程度までならば軽微な変更とされることが多いようです。
ところが、動物の生息環境に関してはそのような基準の考え方はないようです。
もちろん、動物に関しては種によっても、また生息場の環境によっても違ってくるので、一律に基準を決められないことは理解していますが、ある特定の種についての研究事例や考え方等が無いものでしょうか?(例えば、オオタカの生息域のうち、10%を改変しても繁殖を継続していたが、15%改変したら繁殖を中断したとか。)
参考になる情報をお持ちの方がおられましたら、よろしくお願いいたします。
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No.13044 【A-1】
Re:動物の生息環境にとって、影響の少ない改変の程度とは?
2005-10-30 14:09:10 アカガエル (
@
>大気汚染や騒音等の影響については、寄与濃度が10%程度以下なら、。
10%の出典をお教え願えればと思います。
また騒音等の等は、何を示していますか。
大気は、日平均値の年間98%値や2%除外値の1/2以下は小さいとされます。また、騒音は、心理的見地から10%てなことはありません(騒音資料所持しているがあえて心理検索しません。)
A
> 動物の生息環境は、種、生息環境によっても違ってくるので、一律に基準を決められないことは理解。
>(例えば、オオタカの生息域のうち、10%を改変しても繁殖を継続、15%改変で繁殖を中断。)
生態系については個々の種によって生活環境が、また環境への適用能力も異なるので当然ながら一概には言えません。
当然ながらオオタカ営巣及び飛翔範囲は、その餌の状況や地形が大きく関わっています。
ちなみに工事をしていても、その上空の飛翔が多く確認されています。また、改変された上空もしかりです。
営巣中に近い遭難現場の上空を、捜索や報道のヘリが飛んでも雛はかえっています。
農作物への被害を与える重要種が近傍に生息している場合、その生活者への補償はどうしたらいいでしょうか。その地を改変して居住する人間が悪いのか。
観光資源の一部である日光の猿・シカや人里に生息するオオタカにより、土産物やニワトリへの被害にどう共生するか対処するか
開発となるとすぐドイツ-都々逸-ビオトープ、生態系-頂点-猛禽と言われますが、都会に住んでいる人は地方が不便で秘境をあこがれますが、自己の生活レベルは大きく落とさないのですよね。食べたいときに食べるサンマの刺身やホヤは、港、道路などの開発によって恩恵を受けているのです。
話が一部飛んでしまいましたが、・・・。
たぶん貴殿は猛禽に対するコメントを期待?
猛禽調査に対し全国で何○億円もの税金をつぎ込んでいますが、数値は出ない出ないですよね。また、先生方も問題が大きい?(オオタカを間違って重要種に指定してしまったなんて話も聞きますが、=出典なしの噂です。)ので一律な数値は出さないですよ。
それこそ生態系のバランスが崩れる外来種の輸入規制も重要ですよ。
回答に対するお礼・補足
ご回答頂きましてありがとうございます。
動物や生態系への影響を数値で出すこと、特に一律に一般的な数値を根拠をもって出すことは無理だろうとは思っております。もっといろんな種ごとの研究事例が多くなってくれることを期待しています。
定量的な予測については、これからHEPなども勉強しようと思います。
ありがとうございました。
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