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環境Q&A

お客様のせいで環境に優しい活動が出来ない 

登録日: 2005年10月13日 最終回答日:2005年11月07日 エネルギー 省エネルギー

No.12773 2005-10-13 12:51:33 Geordi La Forge

こんなことできればいいなと、軽く質問して
おります。

どの企業にとってもお客様は大事でしょうが、
お客様の都合で、環境に優しいことが出来ない
ことは多々あります。

例えば、お客さんが設計書を紙で納品しろと
言われればそうするしかない。
(お客様もISO14001取得企業なのに?)

例えば、お客様がプレゼンをお受けになるとき、
紙の資料を用意しろと要求する。
又は、紙の資料を出さない事が不利材料となる
という心配がぬぐいきれない。

例えば、接客スペースは、冷房を控えめに出来ない。

こういう問題の解決は、一つの企業がやれるものでは
なく、利害関係のない複数の企業が普及をつとめて
いくべきだと考えます。

この考えは間違っているのでしょうか?
正しいとして、これを実現するには、何を口火にすれば
いいのでしょうか?

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No.12781 【A-1】

Re:お客様のせいで環境に優しい活動が出来ない

2005-10-13 20:19:21 コロ

 「環境に優しい」という表現の是非はともかく、私が感じたことを述べさせていただきます。
 まず「お客様のせいで」という考え方は、少々独善的ではないでしょうか。
 その客にしてみれば、例えばプレゼンを見て、社に帰った後で報告或いは検討する際、資料なしでは困るのではないかと思うのです。プレゼン用のデータを提供するというのであれば、また話は違いますが…
 設計書も、パソコンの画面で見るのと紙ではかなり異なると思います。紙が必要だということは実際多くあり、紙を使う=悪、という考え方であれば(古いと言われるかもしれませんが)私は賛同できません。
 冷房については、既にされているのであれば申し訳ありませんが、例えば「当社では省エネのため冷房温度を28℃に設定しています」といった張り紙や口頭での説明を行なわれていますか?「チーム−6%に参加しており云々」といった内容でも良いと思いますが、設定温度を高め(冬であれば低め)にする理由を主張し納得してもらう努力が必要だと思います。
 「利害関係のない」という部分には疑問を感じますが、複数の企業(というより社会全体だと思います)が普及に努める必要があるということは間違いないと思います。
 長々と、しかも失礼な内容で申し訳ありませんでしたが、この手の問題解決の難しさは、危機感がないところにあると思います。普段からの、意識を少しずつ高めていく地道な努力が必要なのではないかと考えています。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。

貼り紙については行っているのですが、お客様に失礼だからということで貼り紙しているにもかかわらずこの夏、応接室はギンギンに冷房が効いておりました。

お客様のほうも、本当に紙が必要で紙を求めているのか? データだけじゃだめなんでしょうかね?
本当に必要なところだけ自社で印刷して使用するってのもいいと思うのですが、私としては、ただ機械的に昔からの慣例で紙を求めているって言うのが殆どだと思うのです。お偉いさんが10人提案を受けたからって、実際にその資料を取っておく人は何人います? うちの会社でも、他社の提案資料が古紙として山ほど捨てられています。

お客様に失礼という言葉が全ての環境活動の免罪符になっているようにしか思えないのです。

No.12919 【A-2】

Re:お客様のせいで環境に優しい活動が出来ない

2005-10-21 07:57:40 法律は難しい

 考えは間違っていないと思いますが、企業としては「顧客満足」が最優先になることは仕方がありません。
 なので、そのお客様に「紙で納品」と言われれば、その通りにするべきだと思います。
 ただ、御社が本気で環境保全を考えているのであれば、そのお客様と一緒にお互いが満足する方法を検討してみたらいかがでしょうか。
 
>(お客様もISO14001取得企業なのに?)
 ISO14001を取得しているからと言って、必ず「紙を節約しなければいけない」ということではないことは御存知ですよね?
 その取得企業にとっては、著しい環境側面は「大気汚染」や「水質汚濁」かもしれませんよ。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。

「そのお客様」という特定なお客様はないのですが、
多分、殆どのお客様に対して、紙を使った納品であり、プレゼンでありと、紙との決別は出来ないでしょう。
もしも「弊社としては電子媒体での納品やメールでの提案資料の受け渡しをしているのですが」などと言ってもそんな変なところとは付き合ってられないといわれるのが落ちだと、営業担当は言っております。
実際お客様の機嫌を損ねるということで、そんな提案は却下でしょう。

昔から良くも悪くも、「紙・ゴミ・電気」は環境側面に殆ど入っているはずです。ちなみもそれらを本気でなくそうと思っている会社は悲しいことですが、まず殆どないと思います。

No.12973 【A-3】

Re:お客様のせいで環境に優しい活動が出来ない

2005-10-25 08:48:10 コロ

 私が考えつくくらいのレベルのことは、既にされているのですね。大変失礼しました。
 特に年齢が高い人は、必要以上に紙の資料を欲する場合があるように感じられます。少しずつ(世代交代によって)それはなくなっていくと思いますが、やはり、この手の問題は社会全体が、少しずつ意識を高めていく努力をしなければならないのでしょう。

No.13168 【A-4】

Re:お客様のせいで環境に優しい活動が出来ない

2005-11-07 08:14:08 法律は難しい

 あまり否定的な言い方をするのはどうかと思うのですが、少しだけ書かせて下さい。

>言ってもそんな変なところとは付き合ってられないといわれるのが落ちだと、営業担当は言っております。

 これは、まずは貴方の会社の従業員の教育が先決かもしれません。


>実際お客様の機嫌を損ねるということで、そんな提案は却下でしょう。
 
 実際に行動に移してからその後を考えましょう。


>「紙・ゴミ・電気」は環境側面に殆ど入っているはずです。ちなみもそれらを本気でなくそうと思っている会社は悲しいことですが、まず殆どないと思います。

 揚げ足を取るわけではありませんが、まずは「環境側面」の用語の意味を理解しましょう。
 簡単に言ってしまうと、環境に良くても悪くても全てを挙げるのが環境側面です。
 その中で、「まず何から攻めるか」を考える際の一つの指標として「著しい環境側面」を決定するのです。
 よって、当然「紙ごみ電気」は環境側面として挙げなければなりませんが、それがその企業にとっての著しい環境側面になるのかどうかはわかりませんし、ISO14001では、「必ず紙ごみ電気に取り組みなさい」とは言っていません。


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