一般財団法人環境イノベーション情報機構
建材中の石綿含有率の定量
登録日: 2005年09月06日 最終回答日:2005年09月25日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)
No.12229 2005-09-06 01:52:05 さくら
社内的に、建材中の石綿含有率の定量を行おうと思います。ある程度石綿が入ってることは、建材メーカーから確認済みです。厚生労働省からの基安化発第0622001号に従って行おうと思った(いきなり定量から)のですが、当社のX線回折装置には、基底標準板がなく、メーカーに問い合わせても、扱ってないと言われました。そこで、通常X線回折分析する様に、乳鉢ですりつぶして、ピーク強度から、定量しようと思ってます。標準の石綿(JAWE111,211,311)に、なにか混ぜて石綿の含有率を調整し検量線を作ろうと思うのですが、何がよいのでしょうか?または、今までの文章で、無理がありそうなところなどあれば、何でもよいのでご教授願えればありがたいです。
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No.12526 【A-1】
Re:建材中の石綿含有率の定量
2005-09-25 13:54:23 ちびた (
会社の先輩の話では、炭酸カルシウムを使ったことがあるそうです。文献等の具体的根拠はないのですが、建材等に多く含まれる成分だからという理由でした。
>通常X線回折分析する様に、乳鉢ですりつぶして、ピーク強度から、定量しようと思ってます。
試料の厚さやきょう雑物の影響でx線の返し方が違ってくるので、ちょっと難しいように感じます。その点では06220001の定性方法の精度にも疑問を感じております。
そこで、試料に段階的に標準石綿を混ぜて添加試験をしてみたらどうでしょう?検量線を引いて、石綿の添加量0の値(切片)が試料の石綿の応答値(積分強度)になるので、「切片を引いた積分強度」と「添加石綿量」の関係式からもとの試料の石綿含有量が計算できる筈です?実際やってみたわけではないので、可能かどうかはわかりませんが、理論的には出るはず。検量線がうまく乗らないと話にならないので、難しいとは思いますが、もし実行されたら出来たかどうか教えてください。
回答に対するお礼・補足
ご回答、ありがとうございました。炭酸カルシウムに混ぜてX線回折の強度をとってみようと思います。標準添加方法も、大変参考になりました。標準物質が届き次第(まだ少し先になるとのこと)分析して、経過等報告したいと思います。
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