一般財団法人環境イノベーション情報機構
アンモニア性窒素,亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素含有量としての定量下限値の考え方
登録日: 2005年08月03日 最終回答日:2005年08月03日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.11784 2005-08-03 10:40:40 つる
とある研究機関内で水質検査をしている者です。
昨年度より分析項目の定量下限値について見直しを行なっているのですが,「アンモニア性窒素,亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素含有量」(以下「窒素含有量」)の定量下限値について悩んでいます。
アンモニア性窒素,亜硝酸性窒素,硝酸性窒素ついて,それぞれの定量下限値は求めることができたのですが,「窒素含有量」の定量下限値について,我々は次のような疑問を持っています。
1.「窒素含有量」の測定値はアンモニア性窒素,亜硝酸性窒素,硝酸性窒素の測定値の合算であるので,定量下限値についても同様に,3つの定量下限値の合算を「窒素含有量」の定量下限値として考えるべきか?
2.例えば,それぞれの定量下限値がアンモニア性窒素:0.3mg/L,亜硝酸性窒素:0.6mg/L,硝酸性窒素:0.1mg/Lであるとした場合,これらの中で最も大きい0.6mg/Lを定量下限値として考えるべきか?
よいアドバイスのほどよろしくお願いします。
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No.11785 【A-1】
Re:定量下限の考え方
2005-08-03 23:15:33 JK (
環境基本法に基づく環境基準の水質類型の指定及び水質汚濁防止法に基づく常時監視の処理基準について H13.6.12環保第180号
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素については、環境基準値が硝酸性窒素と亜硝酸性窒素の合計値であることから、硝酸性窒素と亜硝酸性窒素それぞれの報告下限値を設定することとする。ただし、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の報告は、硝酸性窒素の定量限界値を合計した値を下限とし、硝酸性窒素と亜硝酸性窒素が両方とも定量下限未満の場合に、定量下限値未満とする。
このように、個別に測定した場合にはそれぞれの定量下限があるので、すべての値が定量下限未満の場合に定量下限未満とするのがよいと思います。
一つでも定量下限未満でないのなら値の大きさにかかわらず定量されたということになるわけですから。
回答に対するお礼・補足
遅くなりましたが,御礼申し上げます。
ですが,亜硝酸性窒素,硝酸性窒素,アンモニア性窒素の含有量としての回答になっていないような・・・。こちらの説明不足なのかもしれませんが。
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