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環境Q&A

冷房に係るエネルギー:湿度コントロール有無の差 

登録日: 2005年07月08日 最終回答日:2005年07月10日 エネルギー 省エネルギー

No.11408 2005-07-08 04:26:10 省エネキーマン

通常の湿度コントロールしない冷房のエネルギーと、一度露点まで温度を下げて除湿し再度50%に調整する湿度コントロールした場合では、どの位エネルギーが余計に必要となりますか、お知らせください。また、関東圏での湿度コントロールしない場合の夏場に27度冷房での湿度はどの程度でしょうかよろしくお願い致します。

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No.11422 【A-1】

Re:冷房に係るエネルギー:湿度コントロール有無の差

2005-07-10 16:38:05 たろさ

>通常の湿度コントロールしない冷房のエネルギーと、一度露点まで温度を下げて除湿し再度50%に調整する湿度コントロールした場合では、どの位エネルギーが余計に必要となりますか、お知らせください。また、関東圏での湿度コントロールしない場合の夏場に27度冷房での湿度はどの程度でしょうかよろしくお願い致します。

ご参考になるかわかりませんが...

被空調エアの状態/空調後の状態がわかりませんので適当に決めて、なおかつ目標を27℃相対湿度100%及び50%としてそれぞれの場合の比エンタルピ(ドライエア1kgあたり)を求める(下記値は空調線図より適当に読んでますので注意)と
 被空調エア:32℃・相対湿度 80%→比エンタルピ94kJ/kg
 目標@ :27℃・相対湿度100%→比エンタルピ85kJ/kg
 目標A :27℃・相対湿度 50%→比エンタルピ55kJ/kg
となります。理論的にはこの差が空調前後のエアのエネルギー差となりますので被空調エア処理風量をドライエア換算して乗ずればおよその差が出てくると思います

ちなみに絶対湿度は下記のようになるのでこのエンタルピ差は目標@まではほぼ顕熱、目標@〜Aまでは水蒸気の凝縮熱ですね。
  被空調エア 0.0245kg/kg
  目標@  0.0225kg/kg
  目標A  0.0115kg/kg

ただ上記場合には除湿の過冷却を考慮してません。冷却は15℃・100%・41lJ/kgまで冷却してから再加熱して目標Aにもっていくことになり、別機構であれば双方のエネルギーが必要です。プラントエアの除湿では導入エアとの熱交換を行って効率を稼いでますね。

なお、実際のエネルギーとなると空調機の熱交換能力・伝熱面積・空調方式(フレッシュエア導入率=混合比率)・事務所内熱負荷などによる補正をされての計算となるかと思います。

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