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環境Q&A

土壌ガス調査で・・・ 

登録日: 2005年07月08日 最終回答日:2005年07月12日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.11407 2005-07-08 04:24:43 初心者です

土壌ガス調査について教えてください。
履歴調査等で、調査対象物質を絞り込んで調査する訳ですが、分析業者の人から、分析では他の物質の結果も分かるので、対象外の物質が判明することもあると聞きました。どんな機械を使っても同じようなのでしょうか。また、その場合、どういう風に報告すればよいのですか。

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No.11410 【A-1】

Re:土壌ガス調査で・・・

2005-07-08 17:37:54 BATA

まず、土壌ガス調査の場合、GC-PIDにより分析をされていると思います。
標準物質には第一種特定有害物質に該当するものがほとんど含まれていることが多いので、他の物質がピークとして検出されれば、その濃度を定量することは可能です。
これは、どの装置を使用しても同じだと思います。
(分析費等の問題は置いておいて・・・)

さて、報告については、悩ましいところですよね。
調査を行う立場としては、有害物質については対策を行うべきであると思いますが、発注者にしてみると、対策に余計な金が必要になる上、調査結果の報告にも、もちろん、分析費がかかることになるんですよね?
仕様外のことをするなと怒られる可も知れませんね。

それでも、指定調査機関として調査を行ったからには、検出したものは報告すべきではないですか?
発注者(特に工場)が使用していたことを忘れていたこともあります。
結果を聞いて『この物質は使ったことがあったなぁ』などと言われることもありますからね。

ただ、履歴等調査で絞り込んだ理由が妥当であったのか、検討が必要ですね。後学のためにも・・・

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
いろいろ考えると、難しいですね。

No.11460 【A-2】

Re:土壌ガス調査で・・・

2005-07-12 17:11:55 ジオドクター

まず分析についてですが、GC-PIDで分析した場合、基本的に11項目全て分析を行うのが一般的です。(時間にして10〜15分程度なのでまとめて分析します)
管球によって対象物質が異なることもありますので、その場合は11項目より少なくなる場合もあります。
結果の報告についてですが、分析した結果(この場合11項目全て分析したと仮定)、対象外の物質が検出された場合、当然報告する必要が有ります。
もともと聞き取り調査(履歴調査)は「判っている範囲」ですので、いわゆる「漏れ」が生じるものです。
ですので、「対象の絞込み結果では汚染の可能性は○○のみだったが、実際には○○が検出された」と報告することになるかと思います。
なおガス分析時に使用するガスクロについては、土壌環境センターの「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置の技術的手法の解説 Appenddix5.9」に記載されていますのでご確認ください。(PIDの管球は他にもありますが記載のものが一般的に使用されています)

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。

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