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環境Q&A

ボイラーと乾燥炉の違いについて 

登録日: 2005年07月01日 最終回答日:2005年07月04日 大気環境 大気汚染

No.11291 2005-07-01 10:47:02 コタロウ

大防法初心者のコタロウです。

製紙会社のドライヤーにつながっている熱風炉(灯油使用)がボイラーに該当するのか、乾燥炉に該当するのかがわかりません。
@聞き取りと現場で確認をしようと思っているのですが、どのような点をポイントとすればよいのか教えていただけきたいと思います。
Aボイラーと乾燥炉の根本的な違いがあれば教えていただきたいとおもいます。

以上2点について、どうぞよろしくお願いいたします。

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No.11292 【A-1】

Re:ボイラーと乾燥炉の違いについて

2005-07-01 11:07:28 Dr.ゴミスキー

 ご質問の趣旨を理解できない点もありますが、次のことを連想してください。

 ボイラはやかん
 熱風炉はファンヒーター

 注意する点は、ボイラには、伝熱面積と圧力(当然ですが、安全弁もです)と温度に関する規制があります。
 この規制以下のもので蒸気を作る装置もありますので、場合によっては、それが、ドライヤーの熱源の熱風炉と言う製品かも知りません。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
確認の際の手がかりにさせていただきます。

No.11307 【A-2】

Re:ボイラーと乾燥炉の違いについて

2005-07-01 22:41:12 万田力

 一般的にボイラーと言う言葉から連想されるのは、お湯又は蒸気を発生させる施設だと思いますが、私がこれまでの経験でイメージしているボイラーとは、「熱源から離れているところに熱エネルギーを供給するために、媒体となる物質(水、油、空気など)に熱エネルギーを供給する施設」です。
 即ち、熱風炉というのは、この考え方によると乾燥炉に熱エネルギーを蓄えた空気=熱風を供給するために空気を加温する施設ですので、ボイラーと考えられます。
 一方、乾燥炉は炉内に熱源を持つ場合もあるでしょうが、加熱された蒸気や油、空気を熱源として対象物を乾燥させるものと言えるでしょう。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
ボイラーと乾燥炉の考え方の参考になりました。

No.11310 【A-3】

Re:ボイラーと乾燥炉の違いについて

2005-07-02 00:03:48 JK

>製紙会社のドライヤーにつながっている熱風炉(灯油使用)

http://www.gatein.ne.jp/~ktboiler/06netu.htm
のようなものであれば乾燥炉(ドライヤー)の一部ではないでしょうか。

ボイラであるかどうかは、ボイラーおよび圧力容器安全規則の規制を受けるかどうかも判断の一つとしてよいのではないでしょうか。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございました。
リンク先の情報、大変参考になりました。

No.11323 【A-4】

Re:ボイラーと乾燥炉の違いについて

2005-07-02 19:51:31 KA

ボイラーの専門家ではありませんので無責任ではありますが、安衛法施行令1条三号には
「三  ボイラー : 蒸気ボイラー及び温水ボイラーのうち、次に掲げるボイラー以外のものをいう」
   (以下略) とされ、温水、蒸気を発生させるものがボイラーとしています。
大防法令別表第一の一号のボイラーでは熱風ボイラーを含むとされ、その説明として、環境省では「『熱風ボイラー』は、サウナ風呂用の空気加熱器(通称エアボイラー),あるいはクローズドサイクルタイプのガスタービンの空気加熱器等がこれに該当する」としています。(http://www.env.go.jp/air/osen/mon_commi/01/ref03.pdf
一方、別表第一の十一号の乾燥炉は火格子面積が該非の条件の1つであることから、直接火力で乾燥させる炉をイメージしていると考えられます。
このことからお尋ねのドライヤーの熱源の熱風炉ですが、空気を加熱してドライヤーに送風するものであることから、熱風ボイラーと思います。その熱風炉の構造がわかりませんので断言はできませんけど。
>どのような点をポイントとすればよいのか
 申し訳ありませんが、私の方が教えて欲しい。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございました。
熱風ボイラーの場合、上記ボイラの水管に当たる空気を過熱する部分が存在するようなので(上司談)それを確認してみます。

No.11339 【A-5】

Re:ボイラーと乾燥炉の違いについて

2005-07-04 10:21:51 埼玉県 / のほほーん

>製紙会社のドライヤー
 ドライヤーって「乾燥炉」のことですよね。であれば「乾燥炉の"一部"」です。(ほかの用途にも使っていなければの話ですが)
 大防法では「熱風炉」自体は規制対象としていません。熱風を使って乾燥に使用するか、加熱に使用するか、温水・蒸気発生に使用するかで、それぞれ「乾燥機」「加熱炉」「ボイラー」に区分されます。

 「乾燥機」「加熱炉」「ボイラー」は、それぞれ熱源がバーナーだったり、電熱器だったり、廃熱だったりしますが、それは末節の話であり、今回たまたま熱源が「熱風炉(灯油バーナー)」、というだけのことです。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございました。
熱風炉の捉え方が大変参考になりました。

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