一般財団法人環境イノベーション情報機構
悪臭物質の空気に対する比重について
登録日: 2005年06月09日 最終回答日:2005年06月09日 大気環境 悪臭
No.10877 2005-06-09 06:40:06 とびうお
悪臭防止法により現在規制されている特定悪臭物質22物質について、それぞれの分子量から考えると空気よりかなり重いと思われます。
場所を屋外に限定した場合、特に風が無い日は悪臭物質は地表付近に沈降し滞留するという考えで良いのでしょうか?
それとも拡散の考え方はプルーム・パフを当てはめて良いのでしょうか?
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No.10880 【A-1】
Re:悪臭物質の空気に対する比重について
2005-06-09 10:20:34 光頭 無稽 (
>場所を屋外に限定した場合、特に風が無い日は悪臭物質は地表付近に沈降し滞留するという考えで良いのでしょうか?
>それとも拡散の考え方はプルーム・パフを当てはめて良いのでしょうか?
無風時でも、空気より分子量が大きくても、分子拡散やブラウン運動などにより、一定時間後は均一になります。
アセスでの悪臭予測でも、プルーム・パフが用いられています。
なお、ばいじん窒素酸化物などばい煙では、建物の影響による拡散場の乱れ(ダウンドラフト)を考慮した大気拡散式を用いる短期評価(MITE-LIS:経済産業省)の考えもありますが、悪臭の予測で用いられていないみたいです。
でも、漂ってくる臭いは、放出直後の十分なる拡散がなされていない気体が一時的に到達するものですので、気になることは間違いないですが、排出口ならまだしも、その空気をサンプリングするのは至難のワザで不可能ですね。
参考までに、プルームパフ以外の評価として、排出ガス量を加味した総臭気排出強度(TOER)と到達距離による手法もあります。
http://www.hokukouken.or.jp/web/inspect/air_smell.html
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