一般財団法人環境イノベーション情報機構
汚泥転換率
登録日: 2005年06月06日 最終回答日:2005年06月08日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.10842 2005-06-06 05:22:50 さとくん
JARUS-V型の農業集落排水施設を管理することになりましたが、処理系内に汚泥が大量に蓄積されています。
汚泥の処理計画を立てたいと思っていますが、汚泥転換率がどの程度かわかりません。どなたか教えてください。
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No.10844 【A-1】
Re:汚泥転換率
2005-06-06 17:44:44 こてつ (
S=a・Lr−b・Sa
S:汚泥生成量(kg/d)、Lr:除去BOD量(kg/d)、Sa:ばっ気槽内汚泥量(kg)
a:除去BODの汚泥への転換率、b:内生呼吸による汚泥の自己酸化率(1/d)
通常、a=0.5〜0.8、b=0.01〜0.07程度になるとのことです。(出典:公害防止の技術と法規・水質編)
回答に対するお礼・補足
ありがとうございました。参考にさせていただきます。
No.10845 【A-2】
Re:汚泥転換率
2005-06-06 18:38:04 aqua-play (
例
計画日汚水量 300m3/日
流入BOD 200mg/L
放流BOD 20mg/L で除去BOD 180mg/L
汚泥転換率 0.3
含水率 98%
300m3/日×0.18kg/m3×0.3×50×0.001×365日=295m3/年(年間汚泥
だだ汚水量・流入BOD・放流BODは実際の測定値で計算してください
汚水量・流入BODが計画より小さい場合が多いです
回答に対するお礼・補足
ありがとうございました。
過去のデーターを調べ計算します。
No.10858 【A-3】
Re:汚泥転換率
2005-06-07 22:03:26 papa (
問題はそこからで、ドライベースでの発生量は把握できてもウェットベースでは引き抜き量が数倍も異なります。例えば含水率99%(汚泥濃度1%)と含水率98%(汚泥濃度2%)では実引き抜き量が2倍も異なります。また、浄化槽では微細除塵機のしさを汚泥に混入させるか否かではかなり発生率が異なります。JVのように固定床がある浄化槽では固定床内に保持されて引き抜きできない汚泥が経過年月と共に増加して供用初期には見かけ上発生量が少なく、年々引き抜き量が漸増することがあります。
ドライベースでのマテリアルバランスを把握しておくことが不可欠です。(引き抜き濃度を高くすると見かけの量は減りますので。)
JVの引き抜き濃度はaqua-playさんのおっしゃるとおり2%程度だと思います。
通常の下水では、ドライベースでの転換率(発生率)は0.1〜0.2kg/m3の範囲内だと思います。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございました。
今後の管理に活かして生きたいと思います。
現在、固定槽内にもかなりの汚泥がたまっています。
No.10864 【A-4】
Re:汚泥転換率
2005-06-08 07:11:13 aqua-play (
する維持管理マニュアルにあります
JARUS-V型の余剰汚泥について特に注意するのは
嫌気ろ床全3室(2系統)の汚泥の引き抜き方法だと思い
ますもちろん定期的に逆洗して移送ポンプ又は可搬ポン
プで引き抜き汚泥濃縮槽又は貯留槽に送る、これを怠る
とpapaさんがおっしゃるようなことになってしまいます
貯留槽の汚泥を系外引き抜き処分する前に上澄水を調整
槽又は流入にもどしてやると少しは処分量は減ります
又汚泥量の計算ですが下水道はSSから計算、浄化槽・
農集はBODからの計算なっていますこれはマニュアル
にも記載されていす
回答に対するお礼・補足
ありがとうございました。
幸い濃縮槽での濃縮がよく2%以上のになっています。
計画的な作業が必要と感じました。
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