一般財団法人環境イノベーション情報機構
水中の重金属測定における検出限界確認のための検量線作成方法について
登録日: 2005年05月29日 最終回答日:2005年05月30日 水・土壌環境 水質汚濁
No.10763 2005-05-29 12:22:53 山本光一
水中の鉛、亜鉛、銅、カドミウム等の測定をICPで行っています。
各元素の検出限界、定量限界の確認のための測定をおこなおうとしています。そのときの検量線作成はやはり濃度を段階的に精製水で希釈したものを作る必要性があるとおもいますが、濃度は完全に均等に、たとえば1ppm,0.75ppm,0.5ppm0.25ppm,ブランクと分析する方がよいのでしょうか。
また、日局のバリデーションの方法により検出限界、定量限界を求めようとしているわけですが、銅の規格は1ppm以下なら検量線作成は、最大1ppmの濃度からはじめる必要があるでしようか。あるいは、検出限界は、検出限界付近の検量線の傾きとブランク値の標準偏差から求めるので、より検出限界に近い0.5ppmからの方がよいのでしょうか。
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No.10771 【A-1】
Re:水中の重金属測定における検出限界確認のための検量線作成方法について
2005-05-30 20:10:29 きら (
高周波プラズマ質量分析通則(JIS K 0133)に、12,3 データの質の管理として定量限界の求め方が記載されています。
また、ICP以外の測定機(GC−MS、HPLC、IC)にも、それぞれ分析通則がJISにあり、同様に定量限界・検出下限等が記載されていますので参考になると思います。
そして、このQ&Aで過去にも同様の定量限界・検出下限が取り上げられています。
「定量下限」・「検出下限」等で検索すれば、簡単に
見つけることができます。
以上、ご参考までに。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございました。
さっそくJISの化学分析通則、また日本環境測定協会の、分析技術者のための統計解析の本の検出限界等の項目を確認しました。日局バリデーションも再度確認し、近日中に検証試験をおこなうつもりです。
山本
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