環境Q&A

No.10568 【A-1】

Re:BrownFieldについて、教えてください。

2005-05-16 12:04:04 君山銀針 （

米国では汚染された土地を積極的に再開発しようという施策（「ブラウンフィールド活性化法」など）が出てきているようですね。

参考　ＥＩＣネットにも情報がありました。
EPA　連邦省庁によるブラウンフィールド対策の進捗報告書を公表
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=8640&oversea=1
EPA　ブラウンフィールドの浄化に関する職業訓練に対し200万ドルの補助金を付与
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=5303&oversea=1
ブラウンフィールドの再活性化に向け連邦政府機関が協力へ
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=4196&oversea=1

土壌汚染対策法は用途転換があった土地の汚染調査や原因者による浄化を規定した法律です。
（法の概要は　http://www.jeas.or.jp/dojo/law_gaiyo.html　を参照いただけると幸いです。）
米国のような積極的に再開発しようという制度はまだないと思います。

米国のブラウンフィールド活性化は、スーパーファンド法による浄化責任が厳格であるため、汚染の可能性があるとされただけで、他の立地条件はよいのに土地取引が成立せず、塩漬けになった土地があまりに多かったためといわれています。
日本でも土壌汚染対策法により、浄化が進まず同様の問題が発生するようなら、このような施策が必要になってくるかもしれません。