一般財団法人環境イノベーション情報機構
大腸菌検査
登録日: 2005年04月04日 最終回答日:2005年04月06日 水・土壌環境 水質汚濁
No.10161 2005-04-04 09:17:16 ひな
河川水、海水の大腸菌の検査はなぜECブルーなどではなく、LBを使って検査するのでしょうか?
また、飲料水でも炭酸が含まれている物は、判定がしにくいということで、LBを使いガス生成で検査をするようなんですが、その理由がわかる方、いらっしゃいましたら、教えて下さい。
お願い致します。
もう1点質問があるのですが、LB−BGLBと、BGLBはどの程度違う物なのでしょうか?
どちらもダーラム管を利用して検査できるのですか?
それとも、平板にしなければならないとか、使用方法が違うのでしょうか?
初歩的な質問ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
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No.10183 【A-1】
Re:大腸菌検査
2005-04-06 01:17:23 きら (
LB−BGLBは試験方法の名称、LBとBGLBは培地の名称です。
LB−BGLB法というのは、まず始めにLB培地で推定試験を行い、次にBGLB培地で確定試験、最後に遠藤寒天平板培地(またはEMB寒天平板培地)で完全試験を行います。
LB培地、BGLB培地ともにダーラム管で検査します。
最後の完全試験のみ平板にします。
培地を扱っている試薬メーカーに問い合わせれば各種文献、技術レポートが入手できます。
No.10192 【A-2】
Re:大腸菌検査
2005-04-06 20:21:41 とも (
参考になるかわかりませんがこういう文献がありました。
http://www.hokan.pref.mie.jp/report/pdf/99rep_9.pdf
上水試験法を読んでみました。
LB培地は選択性がなく、BGLB培地で生育できない大腸菌群も生育できるが、大腸菌群以外の最近も増殖する、とのことです。
組成を調べてみると、LB培地には栄養源とみられる肉エキス、BGLB培地には抑制剤として乾燥牛胆汁が入っています。
LB培地は栄養が豊富なので、大腸菌以外の菌も発育させることができ、BGLBで選別する(色素のブリリアントグリーンと胆汁はグラム陽性菌の発育を阻害するそうです)という流れのように感じます。
また、色素は菌が発生させるガスと反応して着色しましから、炭酸ガスが入っている試験液では着色が菌によるものなのか、炭酸ガスによるものなのかがわからないと思います。また、菌の発育も炭酸ガスで阻害されることもあると思いますのでLB培地を使うのかもしれません。
LBもBGLB培地も試験管でダーラム管を用いて試験する液体培地です。
お手元に上水試験方法、衛生試験方法等はありませんか?読んでみたらいかがでしょう。
また、培地のメーカーや公共の試験機関があれば、お尋ねになって、わからないことを聞いたほうがいいと思います。
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