一般財団法人環境イノベーション情報機構
焼却炉のその後
登録日: 2002年08月22日 最終回答日:2002年08月22日 健康・化学物質 ダイオキシン
No.1012 2002-08-22 12:07:18 みっちい
最近の雨の降り方がスコールのようで、地球温暖化の影響なのかと不安を覚える毎日です。
さて、当町の処理場の焼却炉ですが、ダイオキシンの規制で11月で使用不可になります。
その後の利用方法として、先日ある上司がテレビで見た、ということで、庭木や剪定木を炭にして、水の浄化に利用できないか、と言われました。
許可等は県の担当課に尋ねればわかりますが、心配なのは、そこでできた炭にダイオキシン等が含まれていないか、また、それを通過した水にダイオキシンが染み出さないか、ということです。
話題のケナフも朽ちるときには吸収した二酸化炭素が放出されるとか。
炭はどうなのでしょうか?
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教授お願いいたします。
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No.1014 【A-1】
Re:焼却炉のその後
2002-08-22 18:28:31 LP (
http://www.jade.dti.ne.jp/~chambell/
環境フォーラム
ここのページにダイオキシンの概要が解説されています。
ダイオキシンは2つのベンゼン環が1〜2個の酸素で結ばれたもののうち,ベンゼン環の水素の1〜8個が塩素に置き換わったもので,細かく分類すると210種類くらいあり,毒性はまちまちです。
塩化ビニルなど塩素がふくまれたごみが生ゴミと一緒に低温(400度前後)で燃焼すると多く発生します。高温では発生しにくいので,自治体の新しい焼却炉もガス化燃焼炉を建設して800度以上の高温で塩化ビニルや生ゴミを焼却しています。
炭焼きの材料が自然木だけでしたら,もともと樹木には塩素はほとんど含まれていないですので,ダイオキシン発生の心配はないと思われます。
また,炭焼きそのものは低酸素〜無酸素での「蒸し焼き」ですので焼却方法自体がダイオキシンの発生しにくいことから
http://www.binchoutan.com/dispo.html
こんな商品まであります。
古来,炭は浄水のために井戸に入れたりして使っていましたから,合板などの化学製品が含まれた木材を炭の原料にしない限り安全なのではないでしょうか。
回答に対するお礼・補足
有難うございました。使用後の焼却炉で炭を生産しても、その炭を使用しても、ダイオキシンについては心配いらない、という理解でよろしいのですね。今後もよろしくお願いします。
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