一般財団法人環境イノベーション情報機構
素材の耐久性(耐久年数)
登録日: 2005年03月26日 最終回答日:2005年03月28日 ごみ・リサイクル リサイクル
No.10053 2005-03-26 12:42:14 tebo
建築のプロジェクトで、いろいろなマテリアルの耐久性について調べています(紙・木材・ゴム・スチール・アルミ・鉄・プラスチック等)。
その時々の状態により大きく変化はしますが、平均的にどれくらいの寿命があるのか。複数回使用可能な素材であれば、何回使用できるのか。また、リサイクル可能な素材(製品)であれば、何回リサイクルすることができるか。
調べているのですが、あまり良い情報を見つけることができません。上記に示したマテリアル以外に関してでもかまいません。何か情報があればご協力下さい。
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Re:素材の耐久性(耐久年数)
2005-03-28 13:51:19 ヒゲ (
最近では特殊用途の紙も出てきていますので一概には言えませんが、
酸性紙と中性紙で大きく耐久性(保存性)が異なります。
たまに古い書籍などで黄色に変色、ボロボロなものがありますが、
あれはほとんど酸性紙です。
紙に含まれる酸(主に硫酸イオン)がパルプ繊維をボロボロにしてしまうため、
耐用年数は一般に50〜100年と言われます。(保存状態による)
対して中性紙は最近の書籍に多く用いられており、基本的に酸を含まないので耐久性に優れます。
耐用年数としては酸性紙の5倍程度と言われます。
参考HP:http://homepage2.nifty.com/t-nakajima/sanseishichuseishi.htm
また、紙はリサイクル可能ですが、リサイクル可能な回数としては
実際には2回程度ではないでしょうか。
古紙を使用した紙は諸強度が大きく低下しますので、用途や古紙の配合率にもよりますが、
何度もリサイクル可能ではないと思います。
但し、実際には家庭やオフィスから出た古紙を回収して使うのですから
何度目のリサイクルなのかはわかりません。
中には10回以上再生されているパルプ繊維もあるかもしれません。
参考HP:http://www.ise.chuo-u.ac.jp/TISE/kyouyou/6kakemo1994090/
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