鋼さいの成分について
登録日: 2005年02月02日 最終回答日:2005年02月03日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.9319 2005-02-02 12:42:04 COME-ON
過去に鋼さいを混ぜたとされる土壌の成分分析をしたところ、フッ素が環境基準の数倍検出されました。
鋼さいについての知識が無く、フッ素との関連性が分かりません。鋼さいの成分等の情報がありましたら教えてください。
また、現地における低濃度フッ素の土壌浄化の方法についても教えていただけないでしょうか。
初心者ですがよろしくお願いします。
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No.9356 【A-3】
Re:鋼さいの成分について
2005-02-03 18:40:17 くろ (
地盤改良用製鋼スラグにフッ素が含まれている理由は、papaさんが説明しているとおりです。
対策としては、浄化を求めているのでしょうか? 溶出を抑制する方法はリスク低減方法であって浄化ではありません。浄化を求めているのでしたら下記の方法しかないでしょう。ただし、洗浄する方法は、浄化できる土とできない土があるのでご注意ください。
@非汚染土と入れ換える
A掘削して洗浄し、汚染土と非汚染土に分ける
調査の契機にもよりますが、現況で地下水汚染がなく、土壌が露出していないのであれば、汚染拡散等のリスクがないので、とりあえずは何もせず、地下水のモニタリングだけ続けるというのも1つの選択枝としてあると思います。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
基準の見直しにより、鉱さいを混合した土壌が汚染土壌となるなら、多くの改良地盤や公共工事の埋戻土が該当するでしょう。それらの土壌は、土対法の対象になり、浄化やリスク低減が必要になるのでしょうか。
No.9331 【A-2】
Re:鋼さいの成分について
2005-02-02 21:00:22 papa (
フッ化カルシウム(蛍石)は金属の精錬過程でスラグの流動性を高めるためにフラックス(融剤)として広く利用されています。鉱さいに含まれることは当然と考えられます。
>また、現地における低濃度フッ素の土壌浄化の方法についても教えていただけないでしょうか。
フッ素は元素ですから消滅させることはできません。難溶性塩を生成させるか、物理性状改良などで粒子の比表面積を減少させて溶出を抑制する方法が考えられます。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
フッ素が当然のように含まれているなら、鉱さいを用いた地盤改良による土壌汚染の発生が懸念されることになります。鉱さいの利用の是非が問われることになりってしまうのでしょうか。
対策については、頂いたヒントを基に調べてみます。
No.9321 【A-1】
Re:鋼さいの成分について
2005-02-02 14:44:42 くゎつ (
> 鋼さいについての知識が無く、フッ素との関連性が分かりません。鋼さいの成分等の情報がありましたら教えてください。
正しくは、鉱さいです。
このHPの環境用語集にも解説があります。
何に由来するかによって、成分は異なるものと考えられ
一概には言えないと思います。
何の鉱さいなのかを調べるのが、早道なのではないでしょうか。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
使用された鉱さいの種類について調べたところ、地盤改良用製鋼スラグとありました。
しかし、フッ素との関係は分かっていません。どなたか分かる方がいらっしゃいましたら教えてください。
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