一般財団法人環境イノベーション情報機構
ダイオキシン10分の1のコストで定量可能に?
登録日: 2004年12月25日 最終回答日:2005年01月08日 健康・化学物質 ダイオキシン
No.8882 2004-12-25 11:03:38 raton
『この選択的濃縮が可能となれば,既存の分析機器を用いて,今までの1000倍以上の感度での“毒”の検出が可能となり,かつ1/10以下のコストでの分析が可能になると概算できる』とありますが、なんでだと思われますか?
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsac/63touron/04.html
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No.8966 【A-1】
Re:ダイオキシン10分の1のコストで定量可能に?
2005-01-08 09:38:31 少し環境 (
レセプターによる反応は、原理的には生体による抗原抗体(免疫)反応を応用したものと思います。最初に侵入した異物質(抗原)を形状で認識して抗体を形成し、次の侵入時にはこれを選択的に捕らえ、生体を保護しようというものです。この反応は非常に選択性が高いため、妨害成分が基本的にはなく、分析・分別に利用できれば非常に高感度が得られることになります。
このレセプターを化学的に合成した物が人工レセプターということでしょう。
抗原の毒性が非常に高ければ、最初の侵入時に生体自身がやられてしまうため、実用量のレセプターが形成できません。合成的にも取扱いが困難と言うことでしょうか。その代わりの物として、疑似分子などを使って、同等機能を有する人工レセプターを作ることに成功したということと思います。このレセプター作製コストが、従来の分析のための処理方法と比べて、安くできるということでしょう。
形状認識レセプターによる反応は、放射性同位元素や、酵素を利用した「イムノアッセイ」としても、生体内での微量作用成分の分析などに広く利用されています。
(間違っているかも知れません。質問者よりかなり低レベルかも)
なおこのような専門的なことは直接先生方に問い合わせるのも1方法です
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