環境Q&A

No.8794 【A-5】

Re:塩酸必要量

2004-12-16 16:25:54 papa （

>温泉がある宿泊施設、日平均流入汚水量　50立米・日

であれば水質汚濁防止法施行令別表第1の66-2号に該当して特定事業場として排水基準が適用されます。
しかし、温泉を利用する場合は温泉法で掘削許可を受け昭和４９年以前に湧出していた源泉を利用している旅館業の事業場に限ってｐＨの排水基準が適用を当分の間猶予されています。したがって、適用猶予に該当すれば無理して中和放流する必要はないと思います。

>塩酸を使用し中和させたいと思っています。

塩酸のような揮発性の酸は排水処理プロセスで利用することは通常はありません。装置の腐食や作業者の危険が大きいので通常はaqua-playさんのおっしゃるとおり希釈硫酸を使います。処理水の場合は緩衝性がさまざまなので、実排水でテストするしかありませんが、原水pH→処理水pHの差がごくわずかなのでかなり設計のしっかりとした混和槽や注入量調節装置が必要になります。センサー保守が十分でないと中和剤(硫酸）により酸性側で基準超過になります。
合併浄化槽のような生物処理水は、硝化や空気中の炭酸ガス溶解であまり高いpHとなることはまれです。流入源対策を主体にするのが基本です。pH9程度の処理水では処理後対応はお勧めできません。

No.8787 【A-4】

Re:塩酸必要量

2004-12-15 23:36:20 万田力 （

　学生時代に習っただけで分析の現場を経験していないので、間違いがあったらごめんなさい。
　中和に必要な酸の量は、アルカリ度と言われるような、対象に含まれている物質による緩衝作用により大きく異なり、aqua-play さんの紹介しているページのような方法で単純にpHから計算されるようなものではなかったように思います。
　フィールドでは、実際にジャーテストを行って求めるのが一番では無いでしょうか？

No.8779 【A-3】

Re:塩酸必要量

2004-12-15 17:31:25 aqua-play （

稀硫酸での計算になっていますが参考になれば

中和処理について
　　(2)中和剤添加量及びランニングコスト計算法

http://www.enex.co.jp/kankyo/0402.html

No.8770 【A-2】

Re:塩酸必要量

2004-12-14 19:53:45 aqua-play （

実験室での中和実験なら塩酸でも良いですが、塩酸は
ものすごい金属やコンクリの腐食性があるので普通は
硫酸を使用します、そうしないと機械室等に酸タンク
がある場合周りの機械等が錆だらけになります

硫酸は工業用濃硫酸98％を大体10wt％に希釈して使用します
（もしやるとなると発熱するので注意・濃硫酸に水を入れては危険、大目の水に濃硫酸をすこしづつ溶かす）

計算で出ないこともないですが他の方も書かれています
が実際にやってみた方がよいと思います
pHを7にするのが一般的ですがpH8ぐらいでも問題ありま
せんそうすると酸の量も大部違ってきます

特定施設ではないので水濁法（pH5.8〜8.6以内）には違反しないものの放流水でph9.0なら流入はもっと高いで
すね微生物に影響もあるので流入で中和したほうがよさ
そうですね

No.8769 【A-1】

Re:塩酸必要量

2004-12-14 18:06:38 茨城県 ／ sumi （

>温泉がある宿泊施設の合併浄化槽放流水がph9.0前後あるので
>塩酸を使用し中和させたいと思っていますが塩酸の必要量が良くわかりません。誰か教えてください
>
>日平均流入汚水量　50立米・日

ｐHから中和に必要な塩酸量を直接求めることはできませんよ。
サンプルを採って、薄い塩酸を加え、必要な塩酸量を実験的に決めるのが良いと思います。
難しいことはないですし。