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環境Q&A

地下水の採水方法(ノルマルヘキサン抽出物質用) 

登録日: 2004年09月13日 最終回答日:2006年06月21日 水・土壌環境 水質汚濁

No.7563 2004-09-13 12:27:27 SK

地下水(井戸水)でのノルマルヘキサン抽出物質の分析を計画しています。
目的は、近傍の油を微量に含む排水源によって地下水が汚染されていないかどうかを確認することです。

対象となる井戸は掘抜の径1.2m程度のコンクリート製井戸で
地下水面は井戸天端より6.5m程度の位置にあります。

この水を直接採水する場合
ノルマルヘキサン抽出物質は容器の移し替えができないということですので
ハイロート採水器を用いることを考えましたが(使用経験はなしです)
必要量の4リットルを採水できる製品を見つけることができませんでした。
また、以前似たような質問もありましたが、
全層をとるべきなのか、検出される可能性の高い表層水をとるべきなのか判断に苦しんでいます。

どなかた知見をお持ちの方、いらっしゃいましたら
是非ご教示頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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No.17064 【A-4】

Re:地下水の採水方法(ノルマルヘキサン抽出物質用)

2006-06-21 20:25:49 イアトロTPH


>どなかた知見をお持ちの方、いらっしゃいましたら
>是非ご教示頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

ATCグリーンエコプラザで「地下水問題セミナー」が開催されます。参考になるかもしれません。
http://www.eic.or.jp/event/?act=view&serial=9568

回答に対するお礼・補足

情報ありがとうございます。
その日ちょうど大阪方面への出張検討していました。
時間を作って是非参加したいと思います!

No.7753 【A-3】

Re:地下水の採水方法(ノルマルヘキサン抽出物質用)

2004-10-01 17:52:49 東京都 / 光頭無稽?

「土壌・地下水展(東京ビックサイト)」でのヒアリングから

ガソリンスタンドなどからの漏洩に対しては、
まず最初に、地下水中のベンゼンを分析するとのことです。重油も同様と考えてもいいそうです。

(ヘキサンにこだわらなくてもいいのではないでしょうか
労働衛生の作業環境の考えではヘキサン評価だったはず(昔の杵柄)。)

回答に対するお礼・補足

情報ありがとうございます。
今回の場合油の汚染源として想定しているのは、
新設のアスファルト舗装及びその道路の自動車から漏洩するであろうオイル類なのですが、
これらについてもベンゼンは有効な分析項目になりますでしょうか?
汚染源そのものがだらだらと油を排出するものではないので
ノルマルヘキサン抽出物質ではおそらく地下水を汚染するレベルにはならないと考えています。

No.7593 【A-2】

Re:地下水の採水方法(ノルマルヘキサン抽出物質用)

2004-09-16 12:29:27 東京都 / 光頭無稽?

> ノルマルヘキサン抽出物質用の試料は
> 複数の試料をあわせるのは問題ない?
> 誤差が大きくなるような気がする・・・。

濃度計測に関しては、
@ 採水した試料に、塩酸酸性にして一定量を抽出。
もしくは、残差吸着などが気になるのであれば、
A すべてに塩酸を添加し全試料をロートに入れ、かつ容器に塩酸を入れて内壁を洗浄後ロートに移してから抽出して、後で“容量”を計れば問題ないと思います。

回答に対するお礼・補足

なるほど、そういう手法であれば確かに採水瓶の中に残る量による誤差を小さくできそうです。
この方法を具体的に検討してみます。ありがとうございました!

No.7589 【A-1】

Re:地下水の採水方法(ヘキサン抽出物質用)

2004-09-15 17:03:29 東京都 / 光頭無稽?

>近傍の油を微量に含む排水源によって地下水が汚染されていないかどうかを確認する。
>全層をとるか、表層水をとるべきなのか。

 池など開放水面に浮く油を含む表層水の採水でも、当然手法やタイミングにより、濃度が高くも低くも検出されます。(油膜厚は 確か 70ミクロン?うる覚え)

 最終目的は、汚染源からの油が井戸水に浸透の有無の判断ですね。
 そこで、濃度は二の次ですから、
 @ 表層を採取して油膜の有無
 A 油膜が認められる場合、汚染源の油と井戸水中の油が同じ成分であるか

が重要です。
ヘキサン抽出物質の定量限界は低いため、赤外分析(?)でパターンが同じであるかを調べる必要があるのではないでしょうか

でも予算上制約があるのであれば、
やはり、静置表層水と流動に併せて採水し、ヘキサン分析かな(静置表層油膜は視認のこと)

以下 参考
 油の性状やその他(界面活性剤など)の共存状況や、井戸水の利用状況などにより、異なります。
量が必要ならハイロートのビンを必要容量の本数用意。
ハイロートでの採水はそんなに難しくはないです。(昔の杵柄ですが、・・)


回答に対するお礼・補足

アドバイスありがとうございます。
「濃度は二の次」という考え方もありますね。参考になりました。
ところで「量が必要ならハイロートのビンを必要容量の本数用意」
とありますが、4リットル必要である場合、1リットルを4本用意して採水するということですね。
ノルマルヘキサン抽出物質用の試料は
容器を移し変えてはいけないと認識していましたが
このように複数の試料をあわせるのは問題ないんでしょうか?
感覚的に容器の表面に少しずつ油が残って
誤差が大きくなるような気がするのですが・・・。

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