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環境Q&A

単位について 

登録日: 2004年08月29日 最終回答日:2004年09月01日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.7409 2004-08-29 13:50:16 勉強中

土壌の含有量の基準がmg/kgであるのは分かりました。
それで、これは単純にwt・%に直せるのですか?
例えば、1000mg/kgであったら0.001%(1ppm)??でよいのでしょうか?
どうして%表示でなく、mg/kgの表示になっているのですか?
あまり科学に詳しくないので、教えていただけませんか。
お願いします。

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No.7448 【A-4】

Re:単位について

2004-09-01 22:27:51 JK

>どうして%表示でなく、mg/kgの表示になっているのですか?

はっきりした理由は分りません。
計量法からいうと、

質量百分率(質量%)    物質中にその質量の100分の1の質量のある成分を含有する濃度
質量百万分率(質量ppm)  物質中にその質量の100万分の1の質量のある成分を含有する濃度

ですから、そのまま使うと誤解を生みそうです。
分子は抽出液中のある成分の質量、分母は抽出される土壌ですね。

確かに誤差の表現が伴いますが、法令ではそこまで配慮されていません。
BODなどでも100mg/Lなどと表記しますが、3桁を保証していません。10×10mg/lは例外です。

No.7434 【A-3】

Re:単位について

2004-08-31 16:07:52 つばめ

>例えば、1000mg/kgであったら0.001%(1ppm)??でよいのでしょうか?

通常、分析値の最後の桁には誤差が含まれています。
例えば、有効数字4桁なら1000mg/kgなら1の位の0、0.001なら小数点下3桁目の1に誤差が含まれます。
%表示にすると全く信頼のない数値になってしまいます。

>どうして%表示でなく、mg/kgの表示になっているのですか?

%表示にするとmg/kgでもμg/gでも同じ単位になってしまいます。
どのように比較しているのか分からなくなってしまいます。
そのため、JISなどでは使用する単位は統一されています。

回答に対するお礼・補足

お返事ありがとうございます。
%表示にするとmg/kgでもμg/gでも同じ単位になってしまうことは、おっしゃるとおり納得できました。
実は、廃掃法に関連して油分を含む土壌はノルマルヘキサン抽出物質が5%(50,000ppm)云々といことが書かれています。ノルマルキサン抽出物質の土壌含有量を測定するとmg/kgで測定されます。つまり、mg/kgで出てきた値を%に置き換えて比較できるかどうかというのが最大の問題でした(私にとって・・・)。
やっぱり、置き換えはやってはいけないことなのでしょうか?確かに誤差を極力避ける為に有効数字を上げたらいいのかなあ・・・

No.7411 【A-2】

Re:単位について

2004-08-29 15:39:54 JK

含有量調査は抽出液中の濃度を測るのだと思いますので、単なる成分含有比(濃度)ではないのでしょうが、濃度としてみると、

1000mg/kg
=1000×10-6kg/kg=1000×10-6
=>1000ppm

=0.1×10-2
=>0.1%

ppmは百万分の1(10-6)
%は100分の1(10-2)
です。

1%=10000ppm
1ppm=0.0001%
で換算できます。
通常は、質量比を表し、体積比はvol%(ppm)などと表記します。

回答に対するお礼・補足

ほんとだ!!
私が計算間違いをしていたようです。
含有量は酸溶出と聞きましたが、濃度比とは違うわけですね。
なるほど、少し分かりました。
ありがとうございます。

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