一般財団法人環境イノベーション情報機構
負圧の人体の影響
登録日: 2002年05月10日 最終回答日:2002年05月13日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)
No.731 2002-05-10 10:06:44 三山春蔵
別カテゴリにも質問しまして連続で失礼します。
室内の強制排気による気圧が非常に負圧になっているような場所は人体には影響は無いのでしょうか?
単純に計測値があるわけでは無いのですが、その部屋への出入りが頻繁に行われているような場合だと問題があるような気がするのですがどうでしょうか?
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No.741 【A-3】
Re:負圧の人体の影響
2002-05-13 18:03:58 ちしゃ (
例えば室内圧が低下すると
1)扉の開閉が困難になったり、音の発生などが起こり、ストレスとなる
2)また湿気や外から汚染物質が入り込むなどの現象がおこることがあるようです。
参考
http://www2.odn.ne.jp/~cai82070/kannki.htm
http://www1.sphere.ne.jp/maruoka/newpage21.html
なお換気の形態による圧力の状態は下記のようになるそうです。
1.第一種換気
給排気とも機械ファンによって強制的に行う事。室内の圧力は外気に対して正圧(+)、負圧(−)どちらにもコントロール可能。
2.第二種換気
給気を機械ファンによって強制で行い、排気は排気口から自然に送り出されます。室内の圧力は正圧(+)になり、外気が入りにくい。クリーンルームなどに向く。
3.第三種換気
排気を機械ファンによって強制で行い、給気は給気口から圧力差で自然に取り入れる。室内の圧力は負圧(−)になる。壁体内の断熱層に室内の水蒸気を入れにくくするというメリットがある。
4.第四種換気
給気と排気を自然動力(内外差圧、風圧)で行う自然換気
参考
http://www.mmjp.or.jp/honki/ie/anou911/anou911.htm
http://www.sekisuiheim.com/policy/04/kenk/con2/tema1.html
http://www.sky-net.or.jp/yamamoto/kanki01.html
http://www2.odn.ne.jp/~cai82070/kannki.htm
回答に対するお礼・補足
ちしゃ様ありがとうございます。
実際扉のドアクローザーの寿命が短いなどの弊害は出ております。
しかし特に人体への影響が表面化しないと大規模な設備投資が成されない現状のつらさがあります。
愚痴ってしまいましたが、参考にさせて頂きます。
No.738 【A-2】
追加します。
2002-05-13 11:01:55 LP (
流感などで内耳管が詰まっているような場合はたとえ2000m高度の気圧(80%)であっても,いわゆる耳抜き=鼓膜の内外の気圧調整ができないため,離着陸の時に気圧が変動すると耳が激しく痛みます。
エアラインの乗務員など,風邪をひくと乗務を外れます。
ちょっとした風邪でも普通の職場では我慢して勤務できますが,もし鼓膜が痛むようであればそういう特殊な職場であることを管理者が理解して負圧のかからない場所での勤務などを考慮されるべきだと思われます。
No.735 【A-1】
Re:負圧の人体の影響
2002-05-10 19:03:04 LP (
アルピニストや潜函作業員ならずとも日常的に低い大気圧にさらされているのは,与圧装置を持たない小型飛行機のパイロット達がいます。
通常彼らが飛行する1000mとか2000mとかの高度については問題が全くといっていいほどおきていません。
高度と大気圧の関係は,高度1000m(3000フィート)=約900ヘクトパスカル,高度2000m(6000フィート)=約800ヘクトパスカルです。それぞれ0.9気圧,0.8気圧としても構わないと思います。
こういう高度を日常的に飛行して問題がないということは,その程度であれば問題がないのだろうと思われます。
「慣れ」もあるかも?という意見があるかと思いますが,私達がお客さんで乗る旅客機も,高度10,000mくらいのところを飛ぶ場合でも機内与圧は高度2,000mくらいですので,「慣れ」はあまり関係ないと思います。
尚,スキューバダイビングをして,高圧下に人体がさらされた場合,高度による高山病の傾向は強くなりますので,午前中に潜水して午後飛行機に乗るというのは大変危険だと思われます。
ということで参考になっているでしょうか?
回答に対するお礼・補足
LP様大変参考になりました。
迅速な返答深謝致します。
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