一般財団法人環境イノベーション情報機構
3価クロメートの安全性につき
登録日: 2004年08月10日 最終回答日:2004年08月18日 健康・化学物質 有害物質/PRTR
No.7219 2004-08-10 12:04:38 ユニオンAM
6価クロメートめっきに含有する"6価クロム"が環境・人体に悪影響を及ぼすという事で、各社一斉に3価への切り替えが進んできております。
私はめっきの仕事に携わっておりますが、
6価クロムが人体に対しアレルギー、潰瘍の原因、発がん性の疑いがある事や、土壌汚染がある事から人体及び環境に良くないという一般的な理解はあるものの、6価クロムのどんな特性が悪く、何が悪さをしているのか、代替としての3価クロムはどんな点が環境に対し優れているのか(6価がないだけ?)などの化学的な根拠が全く分かっておりません。
理系ではないので詳しい事はわからないかもしれませんが、
化学(カルボキシル基?など)の視点からご教授して頂ければ幸甚です。
以上宜しくお願い致します。
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No.7260 【A-2】
Re:3価クロメートの安全性につき
2004-08-18 11:33:02 君山銀針 (
六価クロムについて
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=2648
土壌へのクロムの吸着について
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=3104
を参照ください。
後者の回答には
化学物質評価研究機構 既存化学物質安全性(ハザード)評価シートの3価クロム化合物、6価クロムの情報へリンクしています>
回答に対するお礼・補足
ご回答頂き有難うございました。
3価クロム、6価クロムのハザード評価シートは大変参考になりました。
(こんな資料をずっと探してました。。。)
今後も種々参考にさせて頂きたいと思っております。
No.7259 【A-1】
Re:3価クロメートの安全性につき
2004-08-18 08:56:44 kura (
体内でCr6+の形で細胞膜を通過し、細胞内でCr3+となり、DNAと強固な結合を形成し突然変異を引き起こします。
Cr6+とCr3+の水への溶解度が異なります。Cr3+クロムが水にほとんど溶けないのに対してCr6+は、水に良く溶けます。このため体内に吸収されやすくなり、毒性も強いと評価されます。
回答に対するお礼・補足
ご連絡頂き有難うございました。
Cr+6が水に溶けやすい事実は存じ上げておりましたが、それは体内への吸収を早める事と繋がるわけですね。大変参考になりました。
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