環境Q&A

No.661 【A-1】

Re:発泡スチロールリサイクル時の有害ガスについてご存じの方

2002-03-19 16:57:51 東京都 ／ ちしゃ （

発泡スチロール再資源化協会 http://www.jepsra.gr.jp/ という団体があり、
この協会のＱ＆Ａのページ　http://www.jepsra.gr.jp/g/g103.html　の
「発泡スチロールを燃やすとどんなものが発生しますか？」という質問の答えとしては「成分が炭素と水素ですから完全燃焼すると全て炭酸ガスと水になります。有害ガスは発生しません。」
http://www.jepsra.gr.jp/g/g31.html　という説明があります。

ただし、「発泡スチロールを燃やした時に出る黒煙は何ですか？」 という別の質問では、「発泡スチロールは燃える時に木質系のものに比べて多量の空気を必要とします。したがって空気不足のため不完全燃焼して黒煙（スス＝炭素微粒子）を発生することがあります。家庭での安易な焼却はおすすめできません。」との回答があります。http://www.jepsra.gr.jp/g/g41.html

上の回答では詳しく書いていませんが、化学式でいうと

完全燃焼の場合は　Ｃ８＋Ｈ８＋１０（Ｏ２）→８（ＣＯ２）＋４（Ｈ２Ｏ）
不完全燃焼の場合は　Ｃ８＋Ｈ８＋４（Ｏ２）→ＣＯ２＋２（ＣＯ＝一酸化炭素）＋５Ｃ（炭素）＋４（Ｈ２Ｏ）
http://www.sekisuiplastics.co.jp/eco/body/b_recycle.html
ということになり、不完全燃焼時は有害な一酸化炭素　
http://www.jaish.gr.jp/anzen/html/select/ankg00.htm　が出来てきます。


発泡スチロールの処理方法では焼却の他、ソニーが開発したリモネンによる処理も考えられます。
http://www.sony.co.jp/Fun/infoBit/200106/02.html
http://eco.goo.ne.jp/magazine/files/tanken/tanken_sep00.html