一般財団法人環境イノベーション情報機構
六価クロム溶出が基準以下に・・・
登録日: 2004年06月17日 最終回答日:2004年06月19日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物
No.6415 2004-06-17 22:46:01 悩める人
現在、六価クロムのキレートテストをおこなっています。
対象は集塵ダスト(約2mmアンダー)で、土壌環境基準の5倍近い六価クロムが溶出しています。
対象ダストに、10%の普通セメントと水を添加し溶出検査を行なうと土壌環境基準値以下になっていた。
これだと、キレート材を添加しなくてもセメントだけで不溶化できた(経年による溶出は解りませんが・・・)ことになってしまい実際にこんなことがあるのかと頭を悩ましています。
もともと、5倍近い溶出があってさらに10%のセメントと水を添加すると六価クロムの溶出量が増えるような気がするんですが・・・?
どなたか、アドバイスをお願い致します。
総件数 2 件 page 1/1
No.6455 【A-2】
Re:六価クロム溶出が基準以下に・・・
2004-06-19 20:17:18 こん (
前回答の中のページでも「有害重金属の固定に結合材としてセメントが使用されて」いるとなっています。
回答に対するお礼・補足
おじさんさんに続きこんさんまで回答有難うございました。
今後とも宜しくお願いします。
No.6453 【A-1】
Re:六価クロム溶出が基準以下に・・・
2004-06-19 19:25:18 おじさん (
http://www.taiheiyo-cement.co.jp/env/envrpt2001/12.html
還元剤を添加すれば六価クロムは3価クロムになってセメント混和による溶出防止に有効です。
クロム廃水処理と同様に重亜硫酸塩などの還元剤を添加すれば良いのですが、排水と異なりダストでは亜硫酸ガスの発生などのリスクがあります。
安価でガス発生がない還元剤としては第一鉄塩などがありますので、硫酸第一鉄を加湿水に溶解して混和時に還元処理した方がよいのではないかと思います。添加量はサンプルテストで決めるしかないと思いますが、土壌環境基準レベルならそうたくさんの添加にはならないと思います。
回答に対するお礼・補足
大変参考になりました。
有難うございます。
素人ながら、重金属の不溶化は難しいものだと最近実感しっぱなしです。
また、質問させていただくかと思いますが宜しくお願いします。
総件数 2 件 page 1/1