一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

下水道法10条 

登録日: 2004年06月14日 最終回答日:2004年06月15日 水・土壌環境 水質汚濁

No.6346 2004-06-14 11:03:50 いのしし

初心者的な質問で恐縮ですが、よろしくご教示願います。たしか、下水道法10条に、「下水道処理区域となった場合は、速やかに排水設備を設置すること特別に認可を得た場合はこの限りでない」と定められていたと思いますが、事業排水も下水道に流すこととなると思います。また、ちまたの話では、下水道局サイドの思惑もあり、なかなか特別に認可される場合が少ないとも聞いております。折角、自家排水設備を保有している場合も下水道に排出しなければならないのでしょうか?宜しくお願いします。

総件数 2 件  page 1/1   

No.6383 【A-2】

Re:下水道法10条

2004-06-15 22:03:02 papa

下水排除基準はどんなに厳しいところでもBOD、SSが600mg/lです。この程度まで処理できれば、下水道料金は安いと思っていただけると思います。
事業所内の清濁分離を徹底的に行っていただくか、再利用、水利用方法の合理化などで排出水量を劇的に減らすことが可能なケースが多くあります。用水側にもコストがあるのですから、現状を前提に経費を考えるよりも工程改善を併せて考えてみたらいかがですか。
そういったプロセスを経てご利用いただいているユーザーからは、社員のコスト意識も高まった上コスト負担も経営に影響を与えるほどのものにはならなかったとの評価をいただいている事例もあります。
10条但し書きの申請の前に考えてみていただきたいと思います。

回答に対するお礼・補足

papaさまありがとうございます。実は、食品で原料かた水溶性蛋白を除去するため、(これで業種がわかってしまいますが(^^))、再利用や用水量の削減、もちろん検討しましたができません。他業種の冷却水や工業用水のようなものならばできるのですが・・・。但し書きの基準を決められているかと思いますが、静岡の判例にあるように、前提として下水道事業ありきでなく、水質汚濁防止法の基準を守っていれば、環境を守っている、ということで、基準の緩和やフレキシブルな対応をしてくださるといいのですが・・・ISOとか取得検討しているのですが、法的要求事項を満たしているとはいえなくなってしまいます。

No.6370 【A-1】

Re:下水道法10条

2004-06-14 23:57:48 きた

>下水道法10条

過去の類似質問がありました。

http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=3427
Q.プール排水について

答は出ていないのかもしれませんが、問題のポイントは分かると思います。

回答に対するお礼・補足

きた様、ありがとうございました。
結論として、運用上多々問題があるが、法は法ということがわかりました。世の中このようなことばかり。
静岡の判例は読みました。企業側が勝訴となっています。が、実際問題として、下水道課に行けば、下水道につなげと言いますし、その場合、製造コストが3000万円/年(予測)もあがっては、会社が潰れてしまいます。あめんぼうさんの回答にあるように、運用上問題があるのなら、しかるべき人が、しかるべき場所に問題提起をしてくださるよう、お願いします。企業側も市民なのですから、公共衛生が守られることを否定するわけではありません。料金体系も企業依存型になっていることも問題かと思います。あめんぼうさんの回答にあるように、運用上問題があるのなら、しかるべき人が、しかるべき場所に問題提起をしてくださるよう、お願いします。
しかし、現実は、まったなしです。どうしよう。

総件数 2 件  page 1/1