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環境Q&A

トイレットペーパーについて 

登録日: 2004年05月31日 最終回答日:2004年06月04日 エネルギー その他(エネルギー)

No.6086 2004-05-31 10:15:21 marry

卒業論文のテーマで、トイレットペーパーについて調べています。
再生パルプと天然パルプの製造工程における、エネルギー消費量の比較をしたく思っているのですが、なかなかいいデータが見つかりません。見つかっても「再生パルプは、天然パルプに比べて、三分の一〜五分の一の省エネです」だとか、「70〜75%の省エネです」などといったデータばかり…できれば具体的な数値が出ているものが欲しいのですが…
お心当たりの方、いらっしゃいましたら、教えてください。お願いいたします。

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No.6181 【A-4】

Re:トイレットペーパーについて

2004-06-04 16:11:53 君山銀針

民間担当 さま 適切な補足ありがとうございます。10年近く前になりますが
私の知り合いの研究論文で、リサイクルした方がエネルギー消費が大きいという
試算結果が出たものがあり、たしかに紙の種類によってかなり違いが出てくると
思います。

No.6179 【A-3】

Re:トイレットペーパーについて

2004-06-04 14:33:23 民間担当

>卒業論文のテーマで、トイレットペーパーについて調べています。
>再生パルプと天然パルプの製造工程における、エネルギー消費量の比較をしたく思っているのですが、なかなかいいデータが見つかりません。見つかっても「再生パルプは、天然パルプに比べて、三分の一〜五分の一の省エネです」だとか、「70〜75%の省エネです」などといったデータばかり…できれば具体的な数値が出ているものが欲しいのですが…

国内で流通しているトイレットペーパーのかなりの量は「再生パルプ」によるもので、「天然パルプ」の製品と「再生パルプ」の製品の両方を生産しているメーカーは少ないようです。そのため、トイレットペーパーに関する製造工程での、エネルギー消費の比較に適したデータで公表されたものはないようです。

卒業研究としてトイレットペーパーのエネルギー消費を調査されているのでしたら、先ず、LCA(ライフサイクルアセスメント)をベースに研究してみてください。hiraomikiさんが紹介されていた北越製紙のHPは、大変解りやすいですね。

http://www.hokuetsu-paper.co.jp/story/u_paper/u_paper03.htm

この北越製紙のHPでも記述されていますが、一言で「再生紙のエネルギー消費」と言うのは適切ではなく、その紙の種類によってかなりの差があります。地球産業文化研究所(GISPRI)の説明に、その辺りのことが述べられています。

http://www.gispri.or.jp/kankyo/kondankai/22.html

君山銀針さんが紹介されていたNEDOの「古紙リサイクル産業における省エネルギー」にもかなり詳しく記述されていますが、こちらの方はPPC用紙を中心とした評価のようです。

PPC用紙に関しての「再生パルプ」と「天然パルプ」のLCIによる比較は、リコーの論文にデータと共に紹介されています。

http://www.ricoh.co.jp/ecology/history/pdf/lca.pdf

ただ私の個人的な感想では、これらのインベントリー・データには、脱墨に要する界面活性剤など負荷分が抜けているように思われます。

No.6159 【A-2】

Re:トイレットペーパーについて

2004-06-03 18:47:49 君山銀針


地球環境にやさしいものとは何か皆で考える(20)
どんなものがリサイクルできるか ―再生紙―
掛本 道子 (中央大学理工学部応用化学科) 
http://www.ise.chuo-u.ac.jp/TISE/kyouyou/6kakemo1994090/
原料からパルプを作る場合のエネルギーを計算すると,化学パルプを100とすると,機械パルプは88,新聞古紙パルプは29,段ボール古紙は19とエネルギーも省力化できます。

NEDO情報センター
実証済みエネルギー技術の分析及び普及のための情報センター
http://www.nedo.go.jp/nedo-info/caddet/

古紙リサイクル産業における省エネルギー
http://www.nedo.go.jp/nedo-info/caddet/maxi/11.pdf
古紙から紙・ボール紙を製造した場合には、バージンパルプからの製造の場合に比べて、製品1トンあたりにつき約40-60%一次エネルギーの使用量を減らすことができる。製造方法において、目立った違いは、パルプ化の工程で見られる。つまり、リサイクルされた繊維は分解しやすく、容易に水中でパルプ化する。
ただし、パルプ化工程で省エネが実現できても、全体の工程がエネルギー集約的であることには変わりない。このため、再生原料からの製紙・製パルプの工程のどの段階で、一層の省エネが実現できるかを探るのは、十分価値ある試みだと言えよう。
(日本における古紙リサイクルのエネルギー平均的使用量のデータあり)

といった情報があります。

No.6150 【A-1】

Re:トイレットペーパーについて

2004-06-03 16:26:55 hiraomiki

>卒業論文のテーマで、トイレットペーパーについて調べています。

このようなデーターは公表されていないと思います。
環境省の環境家計簿には、牛乳パックがあったと思いますが、トイレットペーパーは見たことがありません。
紙のことでしたら、紙のメーカーのHPで探す事です。
紙メーカーのHPで、紙に関する環境負荷やエネルギーの消費、CO2の排出量の削減に関する活動を調べてください。
必ず面白い論文ができます。

お勧めのHPは、北越製紙です。
http://www.hokuetsu-paper.co.jp/
その他の製紙メーカーなども調べると面白いと思います。

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