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環境Q&A

アンチモンの水処理について 

登録日: 2004年03月30日 最終回答日:2005年04月15日 水・土壌環境 水質汚濁

No.5455 2004-03-30 11:02:18 しばやん

水質の環境基準等の見直しによって要監視項目で数値が棚上げされていたアンチモンが0.02mg/l になるようです。(詳細はhttp://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4730 )
要監視項目は環境基準とペアで議論されているので、事業所で排水基準目標を定める場合にこの数字を守る必要はないと解釈しています。しかしこの数字を目標にすることは環境保全上意味のあることだと考え、現在技術的に検討中です。アンチモンは砒素と化学的性状は近いので鉄塩による共沈は可能で、アンチモン鉱石を取り扱う2,3社に問い合わせてみましたが、砒素の排水基準の0.1mg/lぐらいが目安であるとのことでした。現在検討している排水は、建設系の排水でかつ自然由来です。建設系排水は、濁度が高く、負荷変動が大きい特徴があります。よって膜処理には不向きです。何かよい方法があればアドバイスいただけましたら幸いです。

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No.10290 【A-2】

Re:アンチモンの水処理について

2005-04-15 21:29:27 ポップス

>水質の環境基準等の見直しによって要監視項目で数値が棚上げされていたアンチモンが0.02mg/l になるようです。(詳細はhttp://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4730 )
>要監視項目は環境基準とペアで議論されているので、事業所で排水基準目標を定める場合にこの数字を守る必要はないと解釈しています。しかしこの数字を目標にすることは環境保全上意味のあることだと考え、現在技術的に検討中です。アンチモンは砒素と化学的性状は近いので鉄塩による共沈は可能で、アンチモン鉱石を取り扱う2,3社に問い合わせてみましたが、砒素の排水基準の0.1mg/lぐらいが目安であるとのことでした。現在検討している排水は、建設系の排水でかつ自然由来です。建設系排水は、濁度が高く、負荷変動が大きい特徴があります。よって膜処理には不向きです。何かよい方法があればアドバイスいただけましたら幸いです。

吸着法によることとなるでしょう。JSTの特許にあるチタン酸で容易に処理できました。ご参考まで。

No.5674 【A-1】

Re:アンチモンの水処理について

2004-04-19 17:30:43 東京都 / KAN

しばやんさんのお探しのものにあてはまるかどうかはわかりませんが、
産業技術総合研究所の技術相談Q&Aデータベース「テクノナレッジ・ネットワーク」
http://www.techno-qanda.net/dsweb/ViewProps/Document-6015
に産業技術総合研究所が特許を持つ処理技術が紹介されています。

事例冨永衛1(モリブデンおよびアンチモン化合物を含有する廃水の処理)
http://www.techno-qanda.net/dsweb/ViewProps/Document-6015
凝集− ゼオライト吸着法による染色廃水中アンチモンの廃水処理
統括研究調査官 冨永 衞
http://www.techno-qanda.net/dsweb/ViewProps/Document-3786

データ入力者 のところに連絡先がありますから、ご照会されてみては?

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。さっそく参考にさせていただきます。

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