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環境Q&A

硝酸態窒素汚染の対策 

登録日: 2004年01月19日 最終回答日:2004年01月21日 水・土壌環境 水質汚濁

No.4713 2004-01-19 11:44:25 △フラスコ

こんにちは!
初めて質問します。

私は今、湖や地下水の硝酸態窒素汚染対策
について勉強しています。

調べると微生物を使ったもの、電気を使ったもの
色々ありました。
(多分調べ切れていないと思いますが・・・)

でもっ、実際どれがどこにどう使われて
こんなに効果が出ているという物が見つけれませんでした。
感触としては、《色々あるけど決定的なものがない!》という感じを受けました。

現在、国的にも硝酸態窒素汚染の対策に取り組んで
いるようですが、実際何を使ってどのように
する方向なんでしょうか?

現在の硝酸態窒素汚染対策を教えてください。
よろしくお願いします。

総件数 4 件  page 1/1   

No.4749 【A-4】

Re:硝酸態窒素汚染の対策

2004-01-21 21:17:21 富山県 / aqua-play

>コストの安い化学処理が一番いいと思うのですが

なんで化学処理がコストやすいと思われるのかよくわかりません?

私は排水処理が専門なので排水処理については硝化脱窒法云う微生物処理方法が一般的になってます 水中の窒素分は窒素ガスとなり大気中に拡散し処理が行われます。

http://www.biwa.ne.jp/~kawasima/mamoru/gesui/gesui_2.html

湖や農地・地下水となるとある限られた部分、量なら処理できるかもしれませんが、そのような所は広大で地下水なんかはどこに流れていっているか分からないわけで全部処理することはまず不可能に近いと思います。

やはり汚染しないか汚染の少ない肥料を考えるか、排水についてはきちんと処理してから排水する方がまず先だと思います。



回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。

コストの安い化学処理っていうのは
今の化学処理がコストが安いというのではなくて
コストが安くついて、確実に硝酸態窒素を吸着したりする化学処理があったらいいなって意味なんです。
表現がわかりにくくて申し訳ないです。

下の方がおっしゃってた通り、根本をどうにかしないといけないですね。
ありがとうございました。

No.4742 【A-3】

Re:硝酸態窒素汚染の対策

2004-01-21 14:18:28 papa

対策がどうこうよりもそういう現象が起こるメカニズムを解明して、原因を除去するというのが正攻法と思います。
最近出た本では
「地下水の硝酸汚染と農法転換」小川吉雄 (社)農山漁村文化協会刊
がわかりやすい説明と、豊富な参考文献で参考になると思います。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。
ですよね〜。原因がなくなれば良いんですよね。
本見てみます。
ありがとうございました。

No.4723 【A-2】

Re:硝酸態窒素汚染の対策

2004-01-20 14:22:58 kura

>現在の硝酸態窒素汚染対策を教えてください。

硝酸・亜硝酸による地下水汚染の対策は、ファイトレメディエーションが現在試行されています。
地下水をポンプで地上に上げてきて、畑にまきます。この水をリサイクルして、地下に浸透させて、再度くみ上げます。畑には硝酸・亜硝酸を吸収しやすい植物を植えておき、これらが吸収します。十分に育った植物は、刈り取って焼却処分します。
現在、吸収効率のよい植物が検討されています。
時間はかかりますが、土地と電気があれば、比較的安くつく浄化方法です。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。

地下水をくみ上げて植物に利用するのは
いい考えですね〜。
そういえば、田んぼとかに硝酸態窒素が多い
地下水を入れているのを見た事があります。

植物が利用できればいいな、と思うのですが
焼却処分にしてしまうんですね。
吸収効率の良い植物って具体的には
なんの植物なんですか??
差し支えなかったら教えてください。

No.4717 【A-1】

Re:硝酸態窒素汚染の対策

2004-01-19 18:46:35 富山県 / aqua-play

>感触としては、《色々あるけど決定的なものがない!》という感じを受けました。

そのとおりまだ始まったばかりでよく分かっていません

汚染の原因としては肥料の使いすぎ、未処理家庭雑排水のたれ流し等が考えられます

硝酸態窒素等による地下水汚染対策
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/fukyu/kit/03engei/dojyou/kankyou.html

窒素は生物にとっては身体を構成する必要なものですが、近年作物の大量生産するようになり窒素系肥料の大量消費や人工増加によりにより家庭雑排水のたれ流しにより汚染が広がってしまった様です

対策としてその様なものはあまり使わない・流さないのが一番いいのですが、そう云う訳にもいかないので、肥料については必要な量のみ使用する、家庭雑排水については下水道整備・合併浄化槽など設置して綺麗にしてから放流するなどが必要になり現在はその様な対策がとられてきているようです

一端土壌や湖沼に貯まってしまったものを処理するとなると膨大な費用と時間がかかります、流す排水にしても電気や薬品等物理化学的方法だと費用がかかりすぎる問題があり生物処理が一般的だと思います、だだ工場などの排水については物理化学的方法で処理する場合もあると思います

http://www.n-bunseki.co.jp/topics-n23.html

それから自然の生態系を人間の手でつくりそれにより処理する試みも始まっているようです

ビオトープ
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/tukuiac/tukuiachp/suigen/biotop.htm

回答に対するお礼・補足

早速の回答ありがとうございます。

やっぱり、決定的な対策はないんですね〜。
生物に頼るか化学的に処理するかですね。
でも、生物だと管理は大変だし時間がかかるし
、化学処理はコストがかかるし決定的なものが
ないのがよくわかります。

私的には、生物だと完全管理は大変そうなので
コストの安い化学処理が一番いいと思うのですが
そのような材料は開発されているんでしょうか?

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