一般財団法人環境イノベーション情報機構
ばい煙測定における試料採取回数について
登録日: 2023年01月31日 最終回答日:2023年03月31日 大気環境 大気汚染
No.42078 2023-01-31 12:03:53 ZWlc13f 高橋
ばい煙を測定する際の、窒素酸化物の必要な試料採取回数を教えてください。
「昭和46 年08 月25 日付け環大企5 号」 第4 2 試料の採取方法(2)
において、一工程の期間が不明確であるばい煙発生施設の試料の採取時期が記載されております。
そこでは例えば、「試料採取時間が〜20分の場合には5回程度、20〜40分の場合には4回程度」など、
採取時間で回数が示されております。
窒素酸化物測定用の資料を真空瓶で採取する場合、採取時間は一瞬になるため、上記に従い、
5回程度測定すべきということでよいでしょうか。
ただ、実際にいただく計量証明書を見ると、ばいじんは40分×3回ですが、窒素酸化物も真空瓶なのに
3回で測定しているものを見ました。
分析会社様など、実務上、どのようにされているか教えていただければ幸甚です。
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No.42089 【A-1】
Re:ばい煙測定における試料採取回数について
2023-03-31 10:21:13 スケさん (ZWl1d28
>
>「昭和46 年08 月25 日付け環大企5 号」 第4 2 試料の採取方法(2)
>において、一工程の期間が不明確であるばい煙発生施設の試料の採取時期が記載されております。
> そこでは例えば、「試料採取時間が〜20分の場合には5回程度、20〜40分の場合には4回程度」など、
>採取時間で回数が示されております。
> 窒素酸化物測定用の資料を真空瓶で採取する場合、採取時間は一瞬になるため、上記に従い、
>5回程度測定すべきということでよいでしょうか。
> ただ、実際にいただく計量証明書を見ると、ばいじんは40分×3回ですが、窒素酸化物も真空瓶なのに
>3回で測定しているものを見ました。
> 分析会社様など、実務上、どのようにされているか教えていただければ幸甚です。
環大企5号にあるように、一工程に変動がある場合は採取試料は複数にすべきと考えます。但し、発生源がボイラでバーナーが一定燃焼のようなケースでは、採取時間間隔をあけ3回採取の平均でも排出ガスとしての平均値は捉えられると思います。測定会社によっては、採取バッグを利用し一定量で一定時間採取したバッグから真空瓶で採取し、その繰り返しを複数回行い、最終的に平均しているような工夫もあります。発生源の変動をどうのように考え平均値を捉えるかです。
最近は、二酸化炭素、一酸化炭素、酸素、二酸化硫黄、窒素酸化物の自動測定器を使っている会社が増えているよです。測定器の検定費は必要になりますが、持ち帰っての分析がなくなり作業効率はアップするかと思います。
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