酸素活性汚泥法における曝気ブロワ適用について
登録日: 2022年04月15日 最終回答日:2022年04月18日 水・土壌環境 水質汚濁
No.41962 2022-04-15 19:01:00 ZWl10031 soniku
酸素活性汚泥法の密閉式曝気槽への地上ブロワ適用に関して困っていますので
質問させて頂きます。
水中散気装置と地上ブロワの組み合わせで曝気処理を考えています。
地上ブロワから槽上-水面間の空気(O2=100%)を空気源として、
水中の散気装置に送風する場合、槽上-水面間のブロワ吸込風量は気体収支から、
(1)酸素使用可能量
・水面から廃棄風量
・有機物酸化での発生CO2
(2)酸素減少量
・有機物分解・汚泥吸収等での酸素減少量
・水中溶存に使用される酸素量
→槽上-水面間のブロワ吸込可能風量=(1)-(2)
ここで、(1)-(2)を散気装置の酸素溶解効率(例:10%)と考えた場合、
槽上-水面間に酸素溶解で使用した酸素溶解効率10%分を
O2=100%換算の空気量として補充すれば、
地上ブロワを使用して槽上-水面間の空気が使用可能となる。。。
と考えていますがこの考えは正しいでしょうか?
御教示の程御願い致します。
宜しく御願いします。
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No.41964 【A-1】
Re:酸素活性汚泥法における曝気ブロワ適用について
2022-04-18 20:43:42 papa (ZWlfe45
ユノックスのシステムはPSAからの高濃度酸素を
溶存酸素とスタックの残存酸素で制御してます
反応タンクは密閉槽のため必要箇所は全てシールされていますが
送風機でシールがどうなるかも不明です
もともと酸素利用効率も極めて大きく通気量も少ないので
気相の残存酸素を使う利点があるとは思えません
回答に対するお礼・補足
papa 様
コメント頂き誠にありがとうございます。
先質問は既存設備の改造を考えておりまして、
PSAを使用した反応タンクは密閉槽で、散気装置は表面曝気装置となります。
(記載情報不足で申し訳ありませんでした)
ここで、PSAの表面曝気装置の場合、密閉槽の気相部の酸素(空気)を、
使用して曝気を行っていることから、酸素利用効率分のみ気相からO2が減少し、
その減少O2量がPSAより補充されると考えています。
その為、先質問に記載させて頂いた、
密閉槽の気相部における「ブロワ吸込可能風量=酸素使用可能量-酸素減少量+PSAからのO2供給量」を考えると、
表面曝気装置による曝気も、地上ブロワから密閉槽の気相酸素(空気)から吸気を行う
水中散気装置+ブロワ方式による曝気も同効果が得られるのではないかと考えた次第です。
(適用自体が難しいか困っていました。。。)
密閉槽の気相酸素をブロワ使用する上で、気体収支にフォーカスしていましたが、
ご指摘とおり、ブロワが対象ガス仕様での適用可能か否かについては
別途検討が必要となりますね。。。
御教示頂きありがとうございます。
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