一般財団法人環境イノベーション情報機構
水中における富栄養化物質の形態について
登録日: 2021年03月28日 最終回答日:2021年04月13日 水・土壌環境 水質汚濁
No.41779 2021-03-28 10:20:41 ZWlfe3c 水族館職員
初歩的な質問で申し訳ございません。富栄養化物質とも言われている硝酸塩・亜硝酸塩・リン酸塩・ケイ酸塩の、水中での主な形態を教えてください(淡水及び海水)。
よほど特殊な環境でない限り、これらは電離して硝酸イオンやリン酸イオン等として溶存しているものなのでしょうか?何かとの化合物となって溶存・沈殿しているものもあるのですか?
どうぞよろしくお願いいたします。
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No.41796 【A-2】
Re:水中における富栄養化物質の形態について
2021-04-13 09:59:14 papa (ZWlfe45
湖沼の調査に数年従事したことがあります
低水温期の珪藻類を含めて水の華状態の時は無機態の窒素は化学分析ではほとんど検出できませんでした
無機態のりんは嫌気化した底泥からの溶出供給があるらしく低濃度ですがプランクトンが増殖できる程度に安定的に検出できました
BODがCODの1/10以下になりプランクトンに有機物が取り込まれているのではないかと思いました
プランクトンや富栄養化の専門家ではないのですがAGPのような富栄養化指標がフィードでは有効なのか?
温泉水や地下水には珪酸濃度がかなり高いものがあり珪藻の増殖にも影響があるのではないかと想像してましたが考えただけで検証したわけではありませんが
農地の土壌分析に数年従事した時は、良い米の産地は水田の珪酸溶出濃度が比較的高いように思いました
経験だけで申しわけありませんが参考まで
No.41780 【A-1】
Re:水中における富栄養化物質の形態について
2021-03-31 09:24:38 Nobby (ZWlcf60
http://www1.river.go.jp/100307.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%84%E9%A4%8A%E5%A1%A9
窒素やリンの固定化は微生物の働きによりますが、詳細なメカニズムは知りません。
水族館職員様が書かれているように、水中で何らかのイオンの形になり、
植物プランクトンや藻に吸収され、後は動物プランクトンから魚類へ
そして更に上位の動物への食物連鎖に繋がると思います。
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