医療系排水処理について
登録日: 2012年07月01日 最終回答日:2012年07月03日 水・土壌環境 水質汚濁
No.38502 2012-07-01 01:25:28 ZWle8d gawagawa
排水処理業者です。
どなたかご意見を伺いたく投稿させていただきます。
概要といたしまして、血清分析した排水と、採血菅の血液分析した排水をポンプにて100Lタンクに移送。次亜塩素酸ナトリウム1000ppm濃度になるよう流入。攪拌機で攪拌し薬品注入量を調整。アンダーオーバーにて連結している中和槽にその後流入しそこでpHをモニターし規制を外れれば中和薬品を添加します。当初血清を分析した装置からの排水はpHで10あり、次亜12%濃度を注入しているので当然中和槽には強アルカリの状況にて流入かと思いきや予想に反しpH7.8位を推移してました。考えた所血液分析の排水の鉄分や有機成分等で塩素が酸化されたのではないかと推測し、それが上手く中性で推移しているのだろうと思われます。しかし、納入後1週間「中和槽より、たんぱく質の腐敗臭がする」との連絡をうけました。恐らく分析装置排水が30℃ある為殺菌が足りなく臭いがするのでしょうか?中和槽内の残留塩素を見ながら殺菌槽の塩素注入量を増やしたほうがいいのでしょうか?又、この腐敗臭は人体に影響はないでしょうか?塩素量を増やせば塩素臭もきつくなってくるでしょうか?
この対処方法でいいかのご意見いただけたらと思います。
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No.38509 【A-2】
Re:医療系排水処理について
2012-07-03 22:29:50 mashi-nana (ZWlba51
No.38506 【A-1】
Re:医療系排水処理について
2012-07-02 21:11:38 mashi-nana (ZWlba51
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設計時の次亜1000PPMというのはどのような根拠に基づいて算出した値ですか。そのような高い濃度の次亜を入れたら、排水がアルカリ性であっても、中和槽で酸を入れた段階でガス化して病院中塩素臭が立ちこめてしまいます。次亜での滅菌にしろ、酸化剤のコントロールはORP計で行うのが常識です。
とはいっても、中和槽流入水がそのPHですと次亜が入っていれば、中和槽以前で、塩素臭が立ち込めて病院にいる方々は塩素ガス中毒で入院です。それが、腐敗臭が立ち込めるというのは単純に考えれば、100Lタンク内には次亜が入っていないように思えます。
それに血清分析した排水と採血菅の血液分析した排水で短期間に腐敗臭が発生するのもおかしいように思います。流入水にレントゲンの定着液などの排水が誤混入していることも考えられます。臭気の状況を質問者自身が確認してください。
また、次亜の消費量を日常管理簿や薬品購入簿で確認してください。ヨウ素試験紙で100Lタンク流出水の次亜の存在を確認したり、蛇足かもしれませんが、念のためパッ○テストで良いので、中和槽排水の六価クロムを分析することも必要でしょう。
処理システムは事業場をよく調べた上で、設計しないととんでもないミスをします。また、設計時は基本に忠実にしてください。予備実験も繰り返してください。不明な箇所は再質問してください。
回答に対するお礼・補足
早速のお返事ありがとうございます。
設計時の次亜1000ppmという根拠は、環境省の廃棄物処理マニュアルに医療系廃棄物の処理方法に化学的処理で、次亜1000ppmに1時間と記載されているのを参考にし、100Lタンクに1時間滞留となるように排水移送ポンプを制御、某ポンプメーカーの次亜注入量計算プログラムより次亜の滴下量を算出しました。中和槽の水によう化でんぷん紙をつけたところ紫色にはっきりなったので残留塩素はあるのではないかと思われます。又、腐敗臭は分析装置があまり稼働していない夜間に臭うようで、分析装置がフル稼働している時はそのような臭いはしないようです。今日現場で打ち合わせてきた結果、殺菌槽、中和槽にカバーを掛けてそこからエアーポンプ等でバキュームする方法を検討することになりました。
今まで中和処理には硫酸を使用してきて今回初めて殺菌という課題をだされたのですが塩素という薬品はガスの処理をどうするかとの問題が出るんだなと改めて認識しました。
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