自動車においてLCAの視点から考える二酸化炭素排出量について
登録日: 2012年02月16日 最終回答日:2012年02月21日 エコビジネス LCA
No.38066 2012-02-16 12:43:40 ZWl9e1b お父さん教えて!
私は金銭的・CO2的観点から、電気自動車・ハイブリッドカー(以降ECOカー)の購入を検討しているものです。
金銭的な話はICとRCの関係上、同等もしくはECOカーが若干有利かと思うのですが、CO2においてどちらがいいのか情報が少なく判断できません。そこで皆さんのお知恵を借りたく投稿しております。
原子力発電所が閉鎖され、自然エネルギーは少なく、化石燃料に頼る現状において、送電ロスの関係上、電気自動車の方がガソリン車よりCO2を排出する可能性が高いのはなんとなくイメージがわくのですが、ハイブリッドカーはどうなのかLCA観点(電池製造にかかるCO2排出量)の資料がなく、判断できません。
ECOカーを買おうと思う最大の要因は環境性能なだけに、企業等の損得勘定を持たない方の御意見を伺いたいのですが、回答の程、よろしくお願いいたします。
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No.38089 【A-5】
出し惜しみもなにも
2012-02-21 20:39:20 todoroki (ZWl7727
自動車業界とつながりの深い車×3さんにはなかなか回答しづらいものだと思います。
その出し惜しみしてる感が実にイイですね。
内情を教えて頂けると、よりECOに対する人類の考えが深まるような気がするのですが。
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出し惜しみも何も、皮肉っぽく言われても 当社では作っていないのでわかりません。
電池製造にかかるCO2排出量のデータを握っているのは、電池を作っている会社です。
でも「お父さん教えて!」さんはもちろん、誰が聞いても教えてもらえませんよ。
それがたとえ自動車会社の役員さんだったとしても。
だってそれば電池を作っている会社の設計図であり、工程図であり、飯の種であり、
事業そのものですから。
また、官,学のなかには それを研究してる人が何人もいますし、学会もあります。
まずはそこに入会して、調査してみることをお薦めします。
しかしそれはHV,PHV,EVのLCAのごく一部です。
だってHV,PHV,EVのなかで電池製造にかかるCO2排出量が最も多いなんて、
誰が決めたんですか?
PS
あぁ、確かに轟(車×3)は「とどろき」と読みますね。
けど私のtodorokiは違いますよ。
回答に対するお礼・補足
前回の御意見の最後に、もうちょっと深い議論ができると思った、とございましたが、何を意図されていたのでしょうか。
単純に貴殿の豊富な知識に基づくもので、でもそれを立場上言えないのかな?と捉えてしまいました。気分を害されたようで、申し訳ございません。
今回の御意見の中で、役員でも知り得ない情報とのことでしたが、もしそれが事実なら、ECOカーと呼ばれる車は、本当はECOではないということになりますね。
良い情報なら、いくらでも表に出てくるはずですから。残念です。
ただ自動車による石油使用量の削減や、石油主体から他エネルギーへの変更という意味は変わりませんが。
電池製造にかかるCO2排出量が最も多いなんて誰も決めていません。
私が知りたいのは、その工程でいくらCO2が排出されるのか、という客観的数字だけです。それをもとにLCAの観点から、車の使用条件を踏まえてECOなのか、判断したかった、ということです。
これまで多くの方に御意見を頂きましたが、回答を得ることは難しそうなので、今一度個人の出来うる範囲で調査検討していきたいと思います。
ありがとうございました。
No.38085 【A-4】
Re:自動車においてLCAの視点から考える二酸化炭素排出量について
2012-02-21 13:44:14 hiraomiki (ZWla64b
私は昨年末に11年ぶりに車を買い換えました。
普通の小型車です(1300cc)
今は定年になり通勤に使用していないので、運転距離が昔と比べ減りました。
昔は年間15000km以上走っていましたが今は5000kmも行きません。
通勤に使うのであればHV(ハイブリッド)を購入していたと思います。或いはもう少し待ってPHV(プラグインHV)にしたと思います。
HVやEVはかなり乗らないと(コストでもエコでも)効果は無いと思いますよ。
余り乗らないのであれば、燃費の良い車でいいのでは。
またEVですが、まだまだスタンドが少ないし、チャージに時間も、家で常にチャージするのであればいいのですが。
寒い冬は暖房でかなりの電気を食いますのでメーカーの説明にあるほど走れませんよ。
HVは100万台以上走っているので、問題点は見つかっていると思いますが、EVはまだまだ欠点が出ますよ。
回答に対するお礼・補足
hiraomikiさん
実体験に基づく御意見ありがとうございました。
LCAの観点から判断して、高くついてもECOカーが本当に環境によいなら購入を検討しようと思ったのですが、具体的な数字がなく、判断が難しそうです。
近距離なら健康のことを考えて積極的に歩く!これが一番かもしれませんね。
ありがとうございました。
No.38080 【A-3】
言いたいこと、書きたいことの1%にも満たないけど
2012-02-19 21:41:50 todoroki (ZWl7727
LCAとかライフサイクルのCO2とか、そんなに簡単ではありません。
エコカーって本当にエコなのか? 前提条件で答えは変わります。
また エコカーがエコなのかどうかは、本人の使い方(乗り方)によります。
普通のガソリン乗用車の場合、平均寿命10年、総走行距離10万kmとして、
ライフサイクルの総CO2排出量の75から80%は使用時に出るからです。
HV(ハイブリッド車)がいくら「燃費がいい」と言っても、
週に1回、近所のスーパーに買い物に行くのにしか使わないのでは、「宝の持ち腐れ」です。
HVはただでさえ、エンジンの他にバッテリやモータなどを積んでいるので、
お客さんの手に渡るまでのCO2は多くなります。
それを走行時のCO2の排出の少なさで補って、途中で普通のガソリン乗用車を逆転しようというわけです。
加えて、PHV,EVは「どういう電気を使うか?」によって、まったく変わってきます。
「EVは走行時にCO2を排出しません」と謳っても、
代わりに火力発電所からバンバンCO2を出せばガソリン乗用車よりひどいことになります。
いっそのこと、自動車会社に「電池製造にかかるCO2排出量はいくら?」って聞いてみたらいかがですか?
たぶん答えは教えてもらえず、逆に私がA-1に書いたようなことを根堀り葉堀り聞かれます。
(実は答えは「ある所」には ちゃんとあるんだけど…)
でもHVもPHVもEVも、ライフサイクルは それだけじゃないんですよ。
自動車業界で少なくともLCAを知っている人たちは、それがわかっているから答えないでしょう。
もうちょっと深い議論ができると思ったんだけどなぁ…
PS
筑波山麓さんに一家言あるように、私にも一家言あります。
それは後日。
回答に対するお礼・補足
todorokiさん
おっしゃるとおりですね。
条件がすべてですから、街乗りや遠距離通勤といった走行条件や、購入する地域など、ECOになる基準が一概に言えないのは重々承知しております。
自動車業界とつながりの深い車×3さんにはなかなか回答しづらいものだと思います。その出し惜しみしてる感が実にイイですね。内情を教えて頂けると、よりECOに対する人類の考えが深まるような気がするのですが。
CO2だけに着目して書いていますが、レアメタル採掘にかかる有害物質の排出など様々な問題があるのでしょうが、すこしでも客観的なデータを教えて頂ければ幸甚です。
No.38072 【A-2】
Re:自動車においてLCAの視点から考える二酸化炭素排出量について
2012-02-17 22:55:59 筑波山麓 (ZWl7b25
私も参加いたします。電気自動車・ハイブリッドカー(以降ECOカー)のような最新事例のLCAなどは、製造業者でなければ詳しいことは分かりません。外側から眺めて詮索することができる程度と考えております。
私は、最近、再生可能エネルギーを業としてはじめ、ほぼ丸2年間ほど、業務を行いながら勉強に努めて参りました。その知識から、私なりの推測をいたします。
自動車メーカーが電気自動車・ハイブリッドカーの開発を進めているのは、地球温暖化を防止するためではない、自社の生き残りのためであると考えるようになりました。化石燃料の枯渇は目前です。その前に、化石燃料の需給逼迫による価格高騰ははじまっております。また、イランの原子力問題で紛争が起これば、化石燃料の高騰は焦眉の急です。米国は、シェール革命などにより、自国のエネルギー供給の不安が少なくなったので、イラン問題に対しても強気であると聞いております。
また、アメリカ、ブラジル、ドイツなどが再生可能エネルギー開発に注力しているのは、温暖化ガス排出量削減のみを目的としているのでもありません。何よりも自国のエネルギー安全保障が第一の目的です。
このような状況下において、化石燃料を利用する内燃機関に自社の将来を託すことはできない、かつ、世論の地球温暖化への懸念を考慮すれば、電気自動車・ハイブリッドカー(以降ECOカー)の開発・移行は必然である、と各自動車メーカーの経営トップは考えております。
しかし、ハイブリッドカーは実用的な技術に合格としても、電気自動車については、一回の充電で走れる距離、蓄電池の能力(寿命)等々、顧客の使い勝手の面からはまだまだ改良すべき問題点が残っております。わずかに、日産のリーフのみが実用性として60点スレスレと考えております。
したがって、どちらを選択されても構わないと思います。「お父さん教えて!」さんの『ECOカーを買おうと思う最大の要因は環境性能なだけ』というお気持ちの継続がメーカーの方向性を決める重要なファクターであると思います。
回答に対するお礼・補足
筑波山麓さん
貴重なご意見ありがとうございました。
日本のエネルギーセキュリティー上、電気というエネルギーを使用する機器を生み出したうえで、いかにして電気を生産するか、という形に移行していくと、私も考えておりました。
それが原子力であ、天然ガス、バイオマス、自然エネルギーである中で、地球温暖化を大義名分とした方が、国民の理解を得やすかったのかなと思います。
おっしゃる通り、客がECOだと信じてECOカーを買うということがインセンティブになるのでしょうが、実際それがECOでないなら意味がないと思ってしまったのでこういう質問をすることになってしまいました。
話がそれてしまいましたが、やはり公平性の高いデータは出回っていないということなのでしょうね。
私としては自分の信じる通り、、、
残念ですが、車は見た目と燃費で判断して買おうと思います。
ありがとうございました。
No.38067 【A-1】
はい、お父さんです!(?)
2012-02-16 21:53:10 todoroki (ZWl7727
色々と伺いたいので、返信してください。
@ ハンドルネーム(HN)からして、まさか未成年 の方ってことはないですよね?
A 金銭的観点とCO2的観点の答えが大きく異なったら、どちらを優先しますか?
B 文中「IC」と「RC」は何のことを指していますか?
C「LCA観点(電池製造にかかるCO2排出量)からECOカーを買おうと思う」とのことですが、
今お持ちの車はありますか?あるとしたら今まで何年保有で何km走行していますか?
その車のカタログの燃費はわかりますか?実際あなたが運転している時の燃費はわかりますか?
ECOカーはこれから、どういう使い方をしようとお考えですか?
D「企業等の損得勘定を持たない方の御意見を伺いたい」というご希望と、
「LCA観点(電池製造にかかるCO2排出量)の資料がなく、判断できません。」というご意見は矛盾します。
(だって カタログ等の資料にも載っていないものは、『企業等の損得勘定を持たない方』にはわからない、
製造する側の人間にしかわかりませんから)
私のような人間が答えても結構ですか?
当社は自動車会社ではありませんが、自動車部品はいっぱい作っています。
(日本の自動車会社のすべて…と言っていいかな?)
回答に対するお礼・補足
お返事ありがとうございます^^
一応おっさんです。
ICとはイニシャルコスト、RCとはランニングコストです。
そのほかの質問にざっくりお答えするなら、ECOカーって本当にエコなのか?という観点の質問ですので気にしないでください。
ただその人の立場によって、携わることに対して聞こえのいい情報のみ書かれても困るので、俯瞰的な回答がほしいですということです。
ご質問の流れから察するに現状と今後の環境性能および燃費を踏まえ、
回答頂ける感じですが、当方としては、それぞれの客観的な数字が知りたい感じです。
(CO2原単位はA過程で●●、B過程で○○・・・なので、ハイブリッドカーが良いとか)
御存じであれば回答の程、よろしくお願いいたします。
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