冬期のBOD測定について
登録日: 2012年01月16日 最終回答日:2012年01月16日 水・土壌環境 水質汚濁
No.37923 2012-01-16 11:59:27 ZWl9cd み
気になることがあるので、質問させていただきます。
通常、『採水⇒保冷して運搬』だと思いますが、冬場の山の上の方の河川水の採水時、水温が1℃などというときがあると思います。そのような場合、通常通りクーラー等で保冷して運搬していると試験時の水温が20℃付近になっていない時があります。(15℃に満たない時が多々あります。)
このような場合、どうするべきなのでしょうか?
JIS K 0102でBODは、『試料採取後、直ちに行う。』ようになっています。『0℃〜10℃の暗所で保存し、できるだけ早く試験する。』との記述もありますが、やはり基本は即日分析ですよね?
そして、試料の前処理の部分には、『試料の温度が20℃以下のときは、かき混ぜるか、ばっ気するなどの方法によって溶存酸素及び溶存気体を20℃の飽和量近くに減少させておく。』とあります。
例えば、水温10℃では、DOが10.92mg/Lです。水温20℃ではDOが8.84mg/Lなので、水温10℃で試験開始した場合、本来BODが0であってもBODが2.08mg/Lになってしまいます。
逆に、水温20℃付近になるまで待つと、即日分析とは言い難くなってきます…よね??
みなさんはどのようにされていますか?
総件数 1 件 page 1/1
No.37925 【A-1】
Re:冬期のBOD測定について
2012-01-16 17:10:53 権田原 (ZWle048
>逆に、水温20℃付近になるまで待つと、即日分析とは言い難くなってきます…よね??
>
>みなさんはどのようにされていますか?
室温において、20℃になるのを待つのではなくて
通常、試料を20℃の恒温槽かインキュベータに置いて、直ちに水温を20℃にします。
その際、酸素が過飽和になっているので、バブリングして余分な酸素を追い出して培養を開始します。。。
回答に対するお礼・補足
権田原さま。
ありがとうございました。
『試料を室温に置いておくのではなく、恒温槽に置いて直ちに20℃にする』ということを知らなかったので、さっそく昨晩、ポリ容器に入れた水道水を冷蔵庫へ入れて帰り、朝から実際にやってみました。
どれくらいで水温が20℃になるのか試したところ、2時間程度で20℃付近になりました!!(スタート時5℃が2時間で18℃になりました。)
これまで、室温に置いて待っていたので、なるほど!!と、目からウロコでした。
本当にありがとうございました。
総件数 1 件 page 1/1