生物脱臭装置について
登録日: 2010年11月28日 最終回答日:2010年12月01日 大気環境 悪臭
No.36106 2010-11-28 22:37:31 ZWldb1 卵
生物脱臭装置に使用されている充填材の耐久性について教えてください。
装置内に硫化水素濃度100ppmが進入している場合、装置内では、硫酸化現象が発生し、硫酸による腐食が発生しているのでしょうか?
その場合の、充填材は、やはり硫酸に対して耐久性があることが必須となるのでしょうか?排水用のpHは、1.5です。
自分的には、装置内では、散水も行われいるので、硫酸に対する耐久性も大切かもしれませんが、それよりも強酸性に強い充填材を調査する方が適当であると思うのですが間違っているのでしょうか?
それと、硫化水素濃度100ppmだと、硫酸濃度はどの程度の濃度になるのでしょうか?設計風量は、20(単位を忘れてしまいました。)です。
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No.36122 【A-3】
ちゃちゃ、いれます。
2010-12-01 03:51:20 火鼠 (ZWl8329
なに?それでいいの?なら。いいじゃない。
話は、違いますが、ドラフトの排ガスを(酸性ガス+排ガス)処理するため洗浄塔のpHを12に設定したら、洗浄塔が固まりました。
何故でしょう?
No.36121 【A-2】
Re:生物脱臭装置について
2010-11-30 21:21:37 papa (ZWlbd18
・気液接触効率がよいこと
・圧力損失が少ないこと
・有効な生物保持量が十分確保できること
・かさ比重が小さいこと
などです。この条件は相反する点も多いのですが、市販の充填材はC/Pの優れた耐酸性のポリオレフィン系のものがほとんどです。
したがって充填材の耐酸性が選択ポイントになることはないと思います。
合併浄化槽の嫌気槽充填材のようなものをイメージしていただければ良いのではないかと思います。
充填材よりも誘引ファンの耐食性・軸封方法、充填塔のライニング、液配管・弁類や循環水のケミカルポンプなどの耐食性を十分考慮するする必要があります。
また、硫化水素濃度が高いと吸引ダクトでの結露水もダクト内の生物膜により生物酸化を受けて強酸性となりますのでダクトドレン水の回収や処理にも十分注意が必要になります。ダクトドレン方向に適当な勾配を設けてダクト内に強酸性の結露水が滞留しないようダクトサポートの支持位置、施工時の勾配確認など注意すべき点はたくさんあります。
一般的に脱臭設備のダクト径は大口径となるので、ちょっとした施工不良で勾配が取れなくなったり、パッキンの耐酸性が十分でないと接続部の強酸性結露水が漏液となることがしばしばあります。
No.36114 【A-1】
Re:生物脱臭装置について
2010-11-29 20:37:14 papa (ZWlbd18
脱臭設備の流入濃度としてきわめて高いので本当に脱臭設備なのですか?濃度が高い場合にはほかの脱臭方式も考慮する必要があります。
>硫酸化現象が発生
通常の生物脱臭設備なら硫化水素から生物酸化によって硫酸が生成します。
>硫酸による腐食が発生しているのでしょうか?
装置材料によっては腐食の発生がありますが、設計上そのようなことにならないように材料の選択が行われているはずです。
>充填材は、やはり硫酸に対して耐久性があることが必須となるのでしょうか?
当然です。ポリオレフィン系の合成樹脂ならたいがい問題はありません。
>排水用のpHは、1.5です。
主旨をちょっと理解しかねますが、使用材料のの耐食限度の設計値としては常識的範囲かと思います。
通常、循環水はほぼ中性にpH調整することがふつうです。
>自分的には、装置内では、散水も行われいるので、硫酸に対する耐久性も大切かもしれませんが、それよりも強酸性に強い充填材を調査する方が適当であると思うのですが間違っているのでしょうか?
思い違いをしていると思います。硫酸は強酸ですので。
装置を設計する場合は、装置本体だけでなくポンプなどの補機類や配管や充填材に至るまで設計条件に応じた素材を選択します。
>硫化水素濃度100ppmだと、硫酸濃度はどの程度の濃度になるのでしょうか?
気液比や補給水量まで考慮しないと計算できません。
一般的には生物脱臭設備にはpH調整が付属していますので、硫酸の濃度というより必要な中和剤の量を見積もるのに必要な計算です。
条件さえ分かれば電卓で簡単に計算ができます。
高等学校の理科レベルの計算かと思いますので、ご自分でチャレンジしてみてください。
回答に対するお礼・補足
まとまりのない質問に回答いただきありがとうございます。
一つだけ聞かせてください。
硫酸は、たしかに強酸性です。これは、硫酸濃度10%でも強酸性です。
しかし、例えば、100mlの水に硫酸を一滴たらしてもpHは、1〜2です。ということは、充填材の耐酸性を調べる方法として、硫酸濃度10%溶液につけておく方法と100mlの水に硫酸を一滴たらしpH1〜2の中に充填材をいれて変化を見る方法、どちらが正しいでしょうか?当然、2つの方法では、結果は異なると思いますので。
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