工場敷地境界の塀による騒音回折量の予測
登録日: 2010年02月26日 最終回答日:2010年03月03日 大気環境 騒音/振動
No.34253 2010-02-26 15:13:04 ZWlaf37 花子
工場の敷地境界の騒音レベルは把握しています。
そこで、現況10dB程度基準値を超えているので目隠しの意味も込めて
万能鋼板を立てたいとの施主さんの意向です。
どのくらいの騒音レベルの減衰が見込めるか算出しなければならないので
前川の実験式による行路差を使ったΔL=-13-10logN(N>1)・・・
の式で塀の高さの回折の影響を見積もったのですが、
騒音の減衰量は塀からの距離が遠くなると減ってきます。
遠くなると騒音レベルがあがるというのも変なので現実の騒音は
距離減衰との兼ね合いだろうと思います。
鋼板の透過損失はものの本には鉄の1mm厚で500Hzで20dB と
書いてありました。
<質問@>前川の実験式による行路差を使った=-13-10logN(N>1)・・・の式を塀の高さの見積もりに使用するのは適当ですか?
<質問A>回折による騒音レベルの減少と透過損失との重ね合わせはできますか?回折の計算の前提条件に障壁の透過はないものとすると書いてありました。
<質問B>回折による騒音レベルの減少と距離減衰との重ね合わせはできますか?
普段、工場敷地の騒音振動測定はしていますが、防音とか遮音の経験は余りありません。よろしくお願いいたします。
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No.34280 【A-3】
Re:工場敷地境界の塀による騒音回折量の予測
2010-03-03 12:37:33 TF (ZWl8f10
フレネル数Nは、音源と予測点の位置関係および対象とする周波数によって異なりますので、N>1になるとは限りません。音源と予測点を定めて、周波数(少なくともオクターブバンド)ごとに計算するのが一般的です。回折減衰量は予測点の場所によって異なりますので、予測点が壁に近い場合は、音が回り込みにくくなり、結果として騒音レベルが低くなることがあります(壁から遠くなると騒音レベルがあがる区域があり得る)。
<質問A>
前川チャートから回折音だけを計算し、透過損失を用いて透過音は別途計算し、それらをデシベル合成する。予測点ごとに。
<質問B>
ある予測点で、回折音を周波数ごとに計算して合成し、透過音も周波数ごとに計算して合成し、回折音合成値と透過音合成値をさらに合成したものが、その予測点での騒音レベルとなります。予測点位置を変えて同じ計算を繰り返した結果から、対策後の距離減衰特性が求められます。
追記:音源がたくさんある場合は、音源ごとに計算して、合成する必要があります。線音源や面音源の場合は分割して計算する必要がある場合があります。
回答に対するお礼・補足
浅学な私に教えてくださってありがとうございました。大変助かりました。
No.34259 【A-2】
Re:工場敷地境界の塀による騒音回折量の予測
2010-02-27 23:57:57 アイスマン (ZWl4c32
工場騒音対策等を検討する技術者にとっては、当たり前の本です。
中途半端なQAは間違いのもと。技術者がするべき質問ではありません。
回答に対するお礼・補足
もう一度読んでみます。ありがとうございました。
No.34258 【A-1】
くだらない返答かもしれなせん。
2010-02-27 18:43:01 火鼠 (ZWl8329
面音源の減衰でした。=減衰なし。壁による減衰?梁のない弱い壁なら共振して、低周波帯に音が変わって遠くまで届くとか?ないのかな?
音って、高い周波数のまま処理できれば比較的楽だけど、1mmの鉄板で、振動を抑えられなければ、単に、太鼓入れただけでは?
回答に対するお礼・補足
そういうことも起こりうるということですね。ありがとうございました。
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