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環境Q&A

敷地外から来ている雨水を特定施設(廃水処理)を通らず河川放流の場合 

登録日: 2010年02月18日 最終回答日:2010年02月21日 水・土壌環境 水質汚濁

No.34214 2010-02-18 19:50:37 ZWld20 sakan

ご質問させて下さい。

当工場は特定施設(廃水処理)を設置し河川放流する特定事業場です。
場内に降った雨は、側溝から廃水処理装置に流れていきます。それは別に問題ありません。

しかし工場内には工場外(どこからの配管かは不明です)から雨水配管(仮に場外雨水配管と呼びます)が来ており、その場外雨水配管は汚水の配管とは全く別の雨水配管を通りそのまま河川放流となっています。
放流される管も、廃水処理から放流する配管とは違い、ただ場外から雨水配管が来ておりそれがそのまま河川放流さてるという感じです。
ただ、場内の場外雨水配管には測定用のマンホールも何箇所とありますので、一応可能性として場内の汚水や化学物質など混入の可能性はあります。

この条件で放流される場外雨水配管の雨水の水質には水濁法が適用されるでしょうか?

特定事業場から公共用水域(河川)に排水される水に基準を課していると法ではなっているので、場外から来た雨水がそのまま河川に放流していようが、当工場という特定事業場から放流されるということで当工場にその場外雨水配管の水質基準が適用されると思いますが、周りの社員はそれは違うと言っています。

この場外から来ている雨水配管の雨水の扱いをご教授くだされば幸いです。

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No.34231 【A-2】

Re:敷地外から来ている雨水を特定施設(廃水処理)を通らず河川放流の場合

2010-02-21 09:59:57 広島の水 (ZWld147

>ご質問させて下さい。
>
貴社の状況がわからないので私が誤解しているかもしれませんなが、貴工場では排水処理に関して根本的な誤りがあります。(水濁法違反)というのは、汚水と雨水(無負荷水)は別経路で集水し、汚水は適法な処理を実施した後放流しなくてはなりません。どのような排水処理装置を設置しているのかわかりませんが、降雨時に増加する「水」を計算の上排水処理装置の処理能力を決定し、設置しているのでしょうか?不可能です。先ず、この問題を解決後に場外雨水対策を実施すべきと考えます。

回答に対するお礼・補足

今の排水処理は最近建て替えたものなので降雨時の増加量を見越して、貯水槽も大容量になっております。今の所は梅雨時の大雨でもオーバーフローはしたことがありません。
ただ本当の大雨だと自主基準を超える排水量になりますが、それは行政も渋い顔をしつつ理解してくれています。
むしろ行政はその場外雨水配管の事をしっているのでそちらの指摘もされてて今回質問したように困ってるのが本音です。
まあ排水処理がオーバーフローする前に、汚水管の入り口が詰まるのですけどね・・・

No.34218 【A-1】

流入の経路を突き止めるのが先ではないでしょうか

2010-02-19 15:48:47 ecoist (ZWlc736

 水質汚濁防止法に違反するかどうか以前に、工場外(おそらく御社と関係のないところから)から、敷地内に不明な雨水が流入していることが問題なのではないでしょうか?その経路と原因を突き止めるのが先決ではないかと考えます。御社はその状態を許容しているのでしょうか?もしその流入水に有害物質が含まれていて、御社工場敷地に土壌汚染などが引き起こされれば、大変なことになるかと思います。
 その上で、現状を許容しているとして、仮に放流水から基準を超える物質が検出されれば、(紋切り型でいけば)水濁法に違反していると考えます。

回答に対するお礼・補足

ecoistさんの言う様に場外から来る配管がどこかを突き止めるのが先決は理解しております。そして場外の隣には元グループ会社の工場(今は全く関係のない会社の工場)がありました。多分その絡みでおそらく隣の工場あたりからが怪しいのですが、正直当工場は100年近く運営しているみたいなので、その配管がどこから来ているかも誰も知らない・記録も無い状態です。
まあ100年前にその配管はないでしょうが、たぶん40〜50年ぐらい前からはあると思われます。

勿論隣の工場より先の住宅街から来ている可能性もありますが、調べるには会社はそんな不確かなものにお金は出してくれないのが現状。
仮にどこから流れているか分かっても当社が工事をする必要があるなら水質基準を超える手前ぐらいまでは、なかなか予算は付けてくれないと思います。
もちろん当工場の下を通っていると言う事で当工場の化学物質の混入の恐れもあるので、今は取り合えず、私の所属する箇所の権限予算で年数回(鉛・六価クロム・カドミウムに絞った)測定をし、なんとか監視だけはしている状態です。(ちなみに今のところ測定している物質に関しては異常なしです)


回答ありがとうございました。
せめて配管経路調査は無理としても、水濁に対応した水質測定予算の確保ぐらいは粘り強くアタックします。

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