有害物質管理の様式はどれがよい?
登録日: 2010年02月08日 最終回答日:2010年02月09日 健康・化学物質 有害物質/PRTR
No.34122 2010-02-08 13:35:19 ZWlb33b ひいこ
私の会社は、電子・電気部品のアッセンブリだけで電気製品をつくっている小さな会社です。一応、欧州にも製品を出しており、有害物質管理については日々、苦労しております。
このたび、有害物質の管理数が増え続けているので、既存のソフトを購入して、有害物質管理を行なおうとしています。
その際、入力の情報が、JGPSSIかAISの様式のどちらを選ぶかを検討しております。皆様方のお会社ではどちらにされていますでしょうか?独自の様式をつくっておられる会社様もおられるかと思います。
AISの方が、REACHに対しては応用が利きそうですが、SVHCは現在、候補も含めて30物質(最近で29物質になった)あると思いますが、どちらのFORMもその30物質まではLISTにのっておりません。要は、タイムリーに様式のVER.UPがなされていません。
この時期、既に調査は開始されていなければならないと思いますので、様式のVER.UPを待っているわけにはいかないと思います。
まだ、いろんな問題があるものと思いますが、みなさまのお会社ではどちらのFORMで管理されていますか?参考にさせていただきたいと思いますので、コメントよろしくお願いいたします。
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No.34133 【A-3】
Re:有害物質管理の様式はどれがよい?
2010-02-09 14:49:44 江戸川の松 (ZWlcd13
私共の会社はひいこさんの会社と異なり、直接欧州に製品を出荷する、ということがありません。私共のお客様(川下のセットメーカー)が自社製品に私共の製品を組み込んだものを欧州に出荷する場合がREACHでは該当するケースです。A−2でcerha様が書かれているように顧客の要求する形式が大きく影響します。
私共の場合、REACHについては当面、JGPSSI、AIS両方来ることが分かっているため、独自の様式を残し、その後AISに移行する方向です。
移行のタイミングですが、私もA−1で書きましたし、cerha様も書かれていますが、仕入先が対応できるかどうか(AISを知らない業者が多い?)の問題がかなり解消されてからになるでしょう。
3月〜5月の間にJIG Ed2.0が更新されると、多分SVHC第2段に対応しているのではないか、と思われます。
REACHが厄介なのは、あらゆる業界で使用する化学物質が管理対象なので、SVHCの中で電気・電子機器で使用する化学物質、使わない化学物質の区別が(私を含め)素人には難しいことです。
JIGではスクリーニングされるので、SVHC第2段の中から対象となる化学物質が選別されるはずです。
私共も顧客要求でREACH対応の調査を始めていますが、今の段階ではSVHC第2段は含めていません。顧客へ提出する様式はSVHC第1段までです。JIGが更新され様式が更新されれば、私共も変更するでしょうし、顧客からも変更要求が来ると思っています。
回答に対するお礼・補足
江戸川の松様 cerha様 アドバイス本当にありがとうございました。
調査のフライングは混乱を招くこと承知しました。
当面は、独自様式を続ける中で、周りの情報をとりながら、要は2月末のAIS改訂や、3〜5月のJIG改訂、それにあわせた大手電機メーカの動きをみてAISに切り替えていこうと思います。
それにしても、有害物質管理はたいへんです。手間のかからない、お金のかからない方法があればいいのですが...。
No.34132 【A-2】
Re:有害物質管理の様式はどれがよい?
2010-02-09 11:41:12 cerha (ZWla613
自社管理でどの形式をメインに考えるかは、もし「ひいこ」さんの会社が川中であるなら、それは顧客の要求する形式が大きく影響するのかなと・・あとは仕入先が対応ができるかどうかというのもあり、川中の場合は川下・川上の事情が大きく影響しそうで。
一応JAMPはJIGを考慮してますが2010/1/29付けで更新された(SVHC第2弾に対応)JAMP管理物質リスト(Ver2.020)では、JIG最新版(Ed2.0)の採用はなぜか見送られましたが、タイミングの問題はあるにせよJAMPはJIGを取り込んでおり、また更新もJAMPのほうがよりタイムリーなのかなと(JIGは2009年4月のEd2.0でようやくSVHC第1弾に対応、第2弾対応もJAMPに後れを取りましたし。)。参考までにJAMP管理物質リストの更新を受けてのAIS等のJAMPツール類の改訂は2月末ごろらしいです。
http://www.jamp-info.com/kanri_information/mng03
あとフォームの選択の問題よりも、より悩ましいのは、今後も増え続けるSVHCやその他の法規対応で、それをどこまでもどのような頻度で追っかけて調査し続けるのかで・・・。一応JAMPはSVHCの候補となるPBTやCLPのCMRを網羅してるということでしたが、結局そのCLP等も頻繁に更新されるわけで、実際SVHC第2弾で旧JAMPから漏れていたものが3物質あって・・・。
「ひいこ」さんは、VER_UPの遅れを非常に気にされているように感じますが、もし川中の立場であればREACH対応は顧客からの依頼への対応が主となるので、SVHCが更新されたのにFORMが更新されないということにあせる必要はなく、逆に業界の動向から先走ったり上乗せの対応は混乱を招くのではないかと。こういった対応においては、自社の置かれているサプライチェーンの流れにうまく遅れずに(できれば多少先行して?)乗っかってておくことかなと・・勝手に考えてますが。
ちなみに私の会社は、メインは自動車関係であり自動車業界はREACH対応も含めて化学物質の含有情報伝達はIMDSやJAMAデータシートといったツールを使用して管理物質リストはGADSLという業界共通リスト(2010/2/1公開の2010年版でSVHC第2弾に対応)で管理・伝達しますので、自社管理も自動車向けとしてはGADSLで対応してます。自動車以外に電機関係なども一部ありますが、それらは結局顧客要求に従って個別対応となってしまってます(基本はJIGも含むJAMPで)。
以上、参考までに。
No.34125 【A-1】
Re:有害物質管理の様式はどれがよい?
2010-02-08 18:52:16 江戸川の松 (ZWlcd13
私共の会社も電機・電子機器の会社です。私共の場合、現在は独自の様式で管理しています。近いうちに、入力情報の様式はAISにする予定です(JAMP会員なので)。
今のところ、独自の様式なのは、お客様への回答様式が、ある時はJGPSSI、ある時はAIS、またある時はオリジナル、とまちまちな状態が未だに続いているためです(さすがに最近は減りました)。
また、JAMP−GPを利用したいのですが、会員数が以外に少なく、
AISやMSDSplusを知らない業者も多いのでは?という不安があることも大きな理由です。
近いうちにAISに移行する理由ですが・・・
管理物質が増え続けても、管理物質リストが更新されるだけで、様式そのもののデータが重くなることは無い。
元々データベースを作られることが前提になっている様式なので、情報の提供・入手双方でメリットが大きいと考えています。
JGPSSIは元々RoHS指令対応が前提で様式の中に管理物質リストが固定されていたものなので、特にREACH対応版は管理物質が増えるほど、様式のデータが重くなっていくように思われます。
3月から5月くらいまで、大手電機メーカーのグリーン調達基準が更新されるでしょうし、JIGも恐らく更新されるので、それから判断しても良いかも知れません。
回答に対するお礼・補足
江戸川の松さん、早速の回答ありがとうございます。
大手電機メーカのグリーン調達基準の更新までは、これまでどおり独自FORMでがんばるのが無難ですのでそのような方向で進めたいと思います。結論は、REACH対応しなければならない点で、やっぱりAISになりそうです。
ところで、REACHの新しいSVHC(候補)が決まり、それがJGPSSI様式やAIS様式にはまだ反映されていませんが、他のお会社様ではどのように対応されてますか?特に、JGPSSIまたはAISのみで管理されているお会社様の情報が知りたいです。恐らく、独自FORMも併用して調査をかけておられるのでないでしょうか?お教えいただきますとありがたいです。様式のVER.UPの遅れの問題を克服するには、独自様式をやめるわけにはいかないかと思っています...。
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