既存浄化槽を利用したリン除去方法について
登録日: 2010年01月29日 最終回答日:2010年02月04日 水・土壌環境 水質汚濁
No.34081 2010-01-29 16:21:32 ZWld1a えいどん
既存施設の単独浄化槽(分離接触ばっ気方式)の浄化槽を利用してリン除去可能でしょうか?
単独浄化槽350人槽(17.5㎥/日)
流入水質は分析いたしていません。
放流水質 BOD20r/ℓ T−P11r/ℓです。
放流規制値 T−P 2(4)r/ℓです。
凝集剤添加・活性汚泥法(膜分離、回分式等)で使用されるPACやポリテツを接触ばっ気槽に添加する方法は既製品には見受けられませんがなぜ使用されていないのか?
またF社の電解脱リン法の理屈とポリテツを添加する効果の違いが解りません。
大規模な施設の改修を伴わない、リン除去方法が有りましたらご教授下さい。
宜しくお願い致します。
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No.34109 【A-2】
Re:既存浄化槽を利用したリン除去方法について
2010-02-04 14:02:04 イニシャル泥 (ZWl8133
すぐに手を打たなければならないのであれば、
とりあえず、PACやポリ鉄を突っ込んで、
リンが除去できるか、およびpHが下がり
すぎないかを調べてみてはどうでしょう。
11を2以下に下げるとなると、結構な添加率に
なり、生物膜への影響も気になるところですが。
現状のpHが放流の下限近いとあぶないですが、
BODの残が20あるとすると、NOXの蓄積も
少なく、まだ緩衝作用があるかもしれません。
電解法は詳しくないですが、対イオンが供給されない分、
無機凝集剤よりもpHが下がらない点と、単純な設備で
済む点があるのではないかと思います。
回答に対するお礼・補足
ご解答有難う御座いました。返答が遅くなり大変失礼致しました。
「すぐに」と言う状況ではないので時間が許す限りテストを行ってみます。
pHは6.0付近で少々不安です。
後付でリン除去が難しいのですね。
No.34086 【A-1】
Re:既存浄化槽を利用したリン除去方法について
2010-01-29 20:24:00 papa (ZWlbd18
接触ばっき式の浄化槽では、硝化がかなり進んでいるケースが多いので、アルカリ度が低く金属塩の添加ではpH調整が必要となり、浄化槽で採用するのは困難と思います。
>またF社の電解脱リン法の理屈とポリテツを添加する効果の違いが解りません。
原理的に差はありませんが、pH調整の分だけ電解のほうが有利で、浄化槽には適していると思います。
>大規模な施設の改修を伴わない、リン除去方法が有りましたらご教授下さい。
F社の水環境研究所にお尋ねになるのがよいと思います。
し尿系排水対応窒素・リン除去型浄化槽も販売されてますので、長期的にはリプレースを計画することをおすすめします。
回答に対するお礼・補足
papaさんご解答有難う御座います。
アルカリ度が低いのは電解脱燐法でも条件は同じでも、pH調整ナシで出来るのがイマイチ理解できません。
また大変残念ながら、F社は「電極ユニットの販売やユニットを組み込んだ3次処理槽としての販売も行っていない」と回答されました。浄化槽の構造基準・同解説にも記載のある電解脱燐法ですが、F社以外に取扱が分かりません。ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示下さい。
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