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環境Q&A

AISの作成について 

登録日: 2009年11月19日 最終回答日:2009年11月20日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)

No.33704 2009-11-19 11:38:09 ZWla61c はらまき王子

電子電機業界(主にOA機器)で
化学物質管理に関する仕事をしている者です。
弊社は商社的な立場で
製造は全て外注化しています。

某大手OA機器メーカーから
AISの提出依頼があり
弊社の仕入先のほうへ
AISの提出依頼したところ
その上流の部材を作っているメーカーからは
どうやらAISが何かわからないぐらいの
知識しかなく出せないという回答でした。
一応MSDSだけもらうことができましたが。

そこで弊社の顧客へも
そのような回答を伝え
対応を相談したところ
そのMSDSを元に大体で良いから
作って欲しいとのこと。
そのMSDS(両面テープ)には
詳しい材質は書かれておらず
「多種類の混合物の為、特定できず」とだけ。
その混合物の配合比も書かれていません。
混合比は企業機密だと思われるので
そのあたりも顧客には伝えたのですが
おおよそで…とのことでした。
一般名として「不織布」「ゴム系粘着剤」「両面剥離紙」
が書かれているから
それを大体の割合で書けば良いからと。
コメント欄にそういう注釈をつけておけばいいと
言われてしまいました。


ここまで言われてしまったのですが
果たして弊社の名前で本当にAISを作ってしまって
いいのか疑問に感じています。
おおよそとか大体とかの情報で作ってしまったAISが
後々問題になるのではないかと危惧しています。

皆様だったら
このような場合
AISを作成されますか?

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No.33715 【A-2】

Re:AISの作成について

2009-11-20 18:10:52 江戸川の松 (ZWlcd13

はらまき王子様 はじめまして。江戸川の松と申します。

はらまき王子様の問合せがこのQ&Aに掲載されるのと前後して、JAMPホームページに、「サプライチェーン・パートナーシップ基本指針」というものが、掲載されました。
 http://www.jamp-info.com/about/rule

これは、「サプライチェーンを通じた含有化学物質情報授受の際に、MSDSplusやAIS の使用に努める組織に望まれる行動基準で、サプライチェーン相互の信頼を高めることが目的」とのことです。

会員には17日に通知が来ましたが、会員でない方も閲覧できます。
某大手OA機器メーカーさんはきっと会員でしょうから、この指針を基に今後のことを相談できるかも知れません。
(希望的な観測ですが・・・・)

>

回答に対するお礼・補足

江戸川の松さま
ありがとうございます。
返事が遅くなり申し訳ありません。

教えていただいた基本指針を早速読ませていただきました。
弊社の顧客もJAMPの会員企業なのでおそらくはこの指針に
基本的には沿った調査になるとは思うのですが
どこまでAISの提出依頼に応える義務があるのか
ちょっと不安にはなります。
「強要してはならない」とか
「不公正な取引をしてはならない」とかありますが
本当にそうなのか実際に動き出してみないと
わからないでしょうし。

まずはよく話し合うことから始めるべきですよね。
願わくはこのJAMPのシステムが広く活用されるようになることを
祈るばかりです。

No.33709 【A-1】

Re:AISの作成について

2009-11-19 18:45:48 cerha (ZWla613

お世話になります。
先日他のQ&Aでも類似のご相談がありましたが、JAMP関係はまだ十分普及しているとはいえませんし、法的義務をともなわない産業界としての自主的な取り組みですし、とくに川中の立場としてはこのようなことは多く見受けられるのでお気持ちはお察ししますが。
今回のはらまき王子さんのケースはまだ顧客が理解(?)があって融通も利きそうですが、そうはいかない顧客もあると思うので、一番良いのはそういった今後のことも踏まえて、JAMP対応してもらえるよう仕入先を説得することでしょうか。(「今後も継続して電子電機関係に材料・副資材を供給されるつもりでしたらJAMP対応が必須化してくる可能性が高いのでこの機会に勉強されて対応できる体制を整えてはいかがですか?大手の多くのセットメーカーさんもJAMPに参加してますし。」などといった感じで。)
ただ今回のケースであれば、顧客が、含有化学物質情報はMSDSの範囲でよくまた材質情報もおおまかでもよい、と言っているなら・・・JAMPとしてのルールはありますが、JAMP自体がボランタリーなものでBtoBの合意があればそのルールを逸脱してもやむを得ないかと(法規適合というのはおいといたとして)。ただし顧客との合意内容や顧客からの指示があったことを証拠の記録として残しておき(もちろん回答のもとになる仕入先からの情報のほうも)、また提出回答の備考欄にもコメントを付けておく必要はあるかと思います。(ただし繰り返しますが法規適合の話しは置いといて、のことです。例えばRoHS禁止物質の非含有などもちろん別途確認しておかなくてはならないかと。)
なお製造をすべて外注化している商社の立場の場合、含有化学物質情報は製造メーカーから入手しますが、ただし顧客に対してのAIS発行者は商流に従って(顧客の直接の取引先である)商社である御社になると思います。(AISには発行者欄と製造者欄が個別にあるかと。)
以上、参考までに。

回答に対するお礼・補足

早速のご回答をありがとうございます。

直接の仕入先に対しては
JAMPやAIS・MSDSplusについて
順次説明して回っているところなのですが
その先の上流というとさすがに手が回らないのが現状です。
ようやくRoHSが落ち着いてきて
さらにREACHへと広がって
次々と増える規制に対して調べるのが手一杯で
JAMPに関してはとてもとても…という
メーカーさんが多いようです。
同じ社内であっても部署や人によって
かなり認識が違っており
浸透するのはかなり先になりそうな気がしています。

まずは顧客とよく話し合って
限定的な回答で作成して
将来もっと仕組みが浸透して完全なものが作れるように
していくしかないですね。

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