一般財団法人環境イノベーション情報機構
塩素の妊婦に対する危険性
登録日: 2009年11月02日 最終回答日:2009年11月03日 健康・化学物質 有害物質/PRTR
No.33613 2009-11-02 20:20:40 ZWlcd35 miho
塩素系の漂白剤を使用していて、気分が悪くなり、のども痛くなりました。
妊娠初期なのですが、胎児に悪影響がないか、不安です。
流産や奇形などの可能性はあるでしょうか?
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No.33617 【A-1】
Re:塩素の妊婦に対する危険性
2009-11-03 20:55:23 おせんち (ZWlb24a
「すべての物質は、毒性を持つ。毒のない物はない。ただ、摂取量の多さだけが毒かどうかを決める」
したがって、どんな物質であっても、「この物質は、毒性がある」とは言えても、「この物質は、安全だ」とは言い切れません。
漂白剤を何の目的で、どのような使用状況なのかによって様子が変わってきますが、胎児への影響を心配する前に貴方自身が「気分が悪くなり、のども痛くなりました」という有様では困ります。
塩素は、消毒・殺菌、漂白・酸化等に用いられます。間違いなく強い毒性、化学作用を持っています。水道水の消毒・殺菌に用いられ、水道水を飲料とすれば必ず摂取してしまいます。したがって、少々のリスクはあるのですが、それ以上の利点も併せ持っています。日本では、水道水が原因で伝染病が流行することは考えられません。少々のリスクを承知で塩素で消毒をして重大なリスクを押さえています。
妊婦がプールで安産のための運動をしている場面を見ることがありますが、プールの水は目を刺激し、髪の毛が脱色するほどの塩素を注入しています。水道水よりも高濃度です。
漂白剤も貴方自身がおかしくならないように使用している限りは、胎児への影響は心配ないでしょう。
回答に対するお礼・補足
丁寧なご回答、どうもありがとうございます。
心配ないとのことで、安心いたしました。
妊婦だという前に、普段の生活においての不注意で、まったく恥ずかしい限りです。
今後、気をつけて過ごしたいと思います。
どうもありがとうございました。
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