返送汚泥用のポンプ選定について
登録日: 2009年06月26日 最終回答日:2009年07月01日 水・土壌環境 水質汚濁
No.32642 2009-06-26 11:45:04 ZWlc751 設計初心者
はじめて質問させて頂きます。
浸漬膜処理の活性汚泥処理(MBR)の返送汚泥ポンプの選定についてご教示下さい。
通常標準活性汚泥処理では沈殿槽からエアリフトポンプを用いて汚泥を返送しますが、MBRの場合、膜を浸漬している槽から直接ポンプにて返送させます。
上記、返送汚泥用のポンプ選定について陸上ポンプか水中ポンプを使用するかで悩んでいます。
陸上ポンプの場合は設置性、メンテナンス性が良い一方、水中ポンプに比べてコストが高いデメリットがあります。
水中ポンプの場合はコストが非常に安いですが、水槽内に固定具を設置する必要があるため、設置性が悪く、メンテナンス性も悪いです(メンテナンスを依頼するより、購入する方が安い)。
上記以外にメリット、デメリット、また設計事例等ございましたらご回答お願い致します。
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No.32688 【A-7】
Re:返送汚泥用のポンプ選定について
2009-07-01 21:02:13 papa (ZWlbd18
水中ポンプのトラブルの大部分は、メカニカルシールやベアリングの劣化、プルボックスやケーブルの絶縁低下、インペラの磨耗などですから定期的な絶縁確認、適切なオーバーホールを行えば陸上ポンプより寿命が短いとは一概には言えません。但し、2極の電動機が使われることが多いので回転部分のパーツであるメカニカルシールやベアリングは陸上ポンプより短寿命になることは仕方ありません。
>信頼性、安全性はどうしても価格とトレードオフ
というのは少し誤解があり、トレードオフとなるのは初期投資と保守費用と思います。信頼性安全性について水中ポンプが陸上ポンプに劣ることはありません。水中ポンプでも仕様により過負荷以外の警報接点も出力できます。
水中ポンプのような汎用品を利用することは、故障時にも着脱装置で代替機を容易に取替えができそういった面では陸上機より優れています。
陸上機ではリプレース時に厳密な芯出しも必要で、熟練技術者が不可欠です。
この程度のことは水処理工学の教科書には書いてありますので、学生時代の教科書などを当たってみるのもいいかと思います。
No.32687 【A-6】
Re:返送汚泥用のポンプ選定について
2009-07-01 20:55:06 papa (ZWlbd18
標準活性汚泥法でエアリフトポンプが使用できるかどうかの点について。
汚泥返送率を制御して処理プロセスをを厳密に組み立てる必要がある標準活性汚泥法ではエアリフトポンプを利用することはほとんど不可能であり実施例も見たことがありません。長時間ばっきの施設と誤認されているのではないかと思います。
返送汚泥ポンプは夾雑物の障害が少ない吸い込みスクリュー付汚泥ポンプ(ハイドロスタルタイプ)を使うのがふつうと思いますが、このタイプは陸上ポンプしかないので、水中ポンプを利用するような小規模なところではボルテックスタイプの水中ポンプが利用されることが多いと思います。但し汎用品のインペラはFCであることが多く連続運転の返送汚泥ポンプでは磨耗やキャビテーションで効率低下になることが多いため下水道規格ではSCSのものが使われています。流量制御はいずれもワンループコントローラーでVVVF制御がふつうと思います。
水中ポンプの発熱などをご心配のようですが、現在の一流メーカーの市販品ならばそのようなご心配は不要と思います。また、振動などをご心配のようですが浄化槽を含む汚水用ほとんど着脱装置付のため着脱ガイドやガイド基礎をアンカーボルトなどで槽の基礎に固定していますので施工さえしっかりしていればそのようなご心配は不要と思います。
水中ポンプは最近ではかなり大口径のものもつかわれており、下水道施設でも数万m3/日くらいのところでも汚水ポンプとして実施例はたくさんあります。
汚水ポンプとして250Φ水中ポンプを20年近く使っていたところもあります。(もちろん定期的なオーバーホールは行っています)
(長くなりましたので分割します)
No.32681 【A-5】
Re:返送汚泥用のポンプ選定について
2009-07-01 15:13:28 環境アドバイザーのひかる (ZWl954a
直球のお答え、普段の斜に構える姿勢はどこへ行ったのでしょう。
+汚泥返送量が選定の重要項目になります。
当然質問者はそのような基本など知らないから質問されたのですから、質疑をすることが宇宙人との会話より困難なことでしょう。
私の経験では、標準活性汚泥処理の返送汚泥ポンプは陸上横型ポンプが殆どを占めます。希に水中ポンプ。極小規模の施設を除いてエアリフト返送などしません。
問題は、そのような解答をした場合に質問者がどのような振る舞いをするかなのです。得意げに「水中ポンプの実績もありますから」と内容も理解出来ず設計を進めるか、「自分は理解出来ません」と正直に自信の能力内で設計を進めるかなのです。
確かに安い設計費では高い人件費の負担には耐えられないので、まともな常識も持たない設計者を使うのかも知れませんが、この様な設計者を設計の世界から退場させずにこの場だけ波風を立てずに目をつぶることは、不正な設計を世の中に広めるのと同じ行為とは思いませんか。
2極モータ云々は、少々内輪話の裏があり唐突なことはお詫びします。
No.32677 【A-4】
ど素人の意見
2009-07-01 08:44:15 火鼠 (ZWl8329
>
>汚泥をリフトアップするんですよね?汚泥濃度と揚程距離でポンプって選ぶのでは、ないでしょうか?
昔、処理槽のエアブロアーを、地上ブロアーで、企画してきた設備屋に、ここは、2種の騒音規制だぞ。そんな、敷地境界線に設置して、騒音OKか?って聞いた。計算上だめ。よって、その企画した、会社の負担で水中ブロアにしました。機器の価格も高く、メンテナンスも高くなるが、設置自体が無理なので、企画責任でやらせた。
設問の水中ポンプが、どんな構造なのかもわかりませんが、搬送汚泥の状態(夾雑物)によっては、すぐ詰まるなんてこともあるのでは?
設計者なら、汚泥の性状をみきらなければ、ポンプの選定なんてできないでしょ。でかい夾雑物があるなら、ディスポーザタイプの水中ポンプとか??
A-*の中を見たのですが、2極モータは使えないなんて。?どこにあるんだろ?
>
No.32672 【A-3】
_________?
2009-07-01 00:04:51 ronpapa (ZWlba5
質問者様。実務経験豊富な専門家の方からの回答が得られました。叱咤激励。いささか手厳しい物言いとは思いますが…。
私には水中ポンプを勧めたつもりはありません。
No.32665 【A-2】
Re:返送汚泥用のポンプ選定について
2009-06-30 20:04:55 環境アドバイザーのひかる (ZWl954a
>通常標準活性汚泥処理では沈殿槽からエアリフトポンプを用いて汚泥を返送しますが、MBRの場合、膜を浸漬している槽から直接ポンプにて返送させます。
>
こんな非常識を平気で発言出来る人たちに何を教えても理解出来ないでしょうが・・・
質問者はご自分の所属している組織名称と、今従事されている設計物件名称を公開の上質問出来ますか。
本人としては一生懸命努力していると思うのでしょうが、世の中に千の検討すべき内容があるとして、質問者はその内の三つぐらいを知っているようです。その三つを総てはき出して検討されているのでしょうから、本人の全能力で検討しているのでしょう。
ところで、回答者が水中ポンプの使用実績を上げたら、質問者はしたり顔で水中ポンプを客に勧めるのでしょうか。
ご自分で理解も経験もない事を検討出来るのですか。そのような設計行為を詐欺と呼ばずになんと呼ぶのでしょうか。ただの無謀ですか。
設計は、直接設計している時間を多く使うことがよい設計を生むのではありません。普段の生活や準備している(デッサンしている)多くの時間が裏に隠れています。それを結果だけコピーすることはただの泥棒です。
まさか、こんな質問に回答する人が出るとは思ってもみませんでしたが・・・本当にまともな回答者を誹謗中傷で追い出して・・・
二極のモータ使えないって・・・個人の狭い経験範囲でよく言えますね。だったらなぜ無くならないのでしょう・・・XXとはさみと同じ・・・使い方を知っている人には使いこなす方法があるからです。
訳のわからない時期から突然発言しだして、平気で仕切る回答者はなんの目的で・・・
何でも修理すれば環境に優しい???ただのXX
No.32658 【A-1】
Re:返送汚泥用のポンプ選定について
2009-06-29 22:53:00 ronpapa (ZWlba5
顧客の立場からでは、回答には なり得ませんが。他の回答が付くきっかけになればと思います。
↓
当社の廃水処理設備(凝集沈殿処理方式)では、脱水機への汚泥搬送にはダイ○フラムポンプを使用しています。脱水機メーカーさんが選定された機種だったと思います。全購入使用台数は3台目ですが、消耗部品の定期交換以外に、いずれも大きなトラブルはなさそうです。10年以上の信頼性は当然として、30年近くを働いて…昨年には追加購入して並列方式の予備機としましたが。
〔○の中の文字については、アかヤか、どちらが正しかったかを忘れただけです。画面右側の広告欄にもいろいろと載っているみたいですが〕
私なりに、回答が付かない理由をいろいろと考えてみたのですが、それで思った事を全てコメントしても仕方ありません。
設備設計初心者の方という前提で申し上げます。
↓
営業担当の方から価格設定条件でも示されたのでしょうか?
設計者として大切な心構えのひとつは『自分の設計する設備の信頼性確保』ではないかと…顧客の立場からも思います。
価格費用については次の課題だと思います。
顧客は、高ければ高いと言ってきます。
そして、安くても高いと言うものです。
設計コンペか相見積もり方式かもしれませんね。だとしたら、貴方の上司は、貴方の設計能力だけではない部分も試し評価してみようと考える場合もあります。
もう一つ。
メンテナンスを依頼するより、購入する方が安いとしたら、その不要となった水中ポンプの行方はどうなるのでしょうか? そのまま廃棄処分の運命ですか。
環境問題に真摯に取り組む方々に対する質問の角度(方向性/観点)としては、これもいささか気になった次第です。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
設計者の立場からすればronpapa様が仰られるよう信頼性確保、メンテナンス確保は当然行って然るべきです。
ただ、信頼性、安全性はどうしても価格とトレードオフにあり、どこかで妥協点を見出す必要があります。
全ての企業で環境意識が高ければ良いですが、捨てるものにお金を払うという意識が低く、客先、営業側からすれば1番は価格であり、信頼性、安全性はどうしてもその次・・・となってしまいます。
今回の案件ですが、返送汚泥のポンプとして水中ポンプは使用できないのか?という質問を頂き、明確な回答ができなくて困り質問致しました。
水中ポンプを使用した事例は私も聞いた事がないため、もし使用した事例があれば、また、使用しない明確な理由があれば教えて頂きたいといった内容です。
現在考えられる技術的な問題としては以下の2点です。
1.ポンプモーターの発熱により、槽内の汚泥の温度が上がり、活性汚泥の処理不良あるいはポンプの故障が考えられる。
2.過去、ポンプ自体の振動によりボルトが緩み、吐出ができなくなった事例があり、ポンプを取り出して定期的に増し締めする必要がある。
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