検量線の引き方について
登録日: 2009年04月22日 最終回答日:2009年04月28日 水・土壌環境 水質汚濁
No.31928 2009-04-22 20:29:16 ZWlc49 suisui
JISK0102の検量線の引き方について教えて下さい。例えば38.3のシアンの検量線で定量範囲0.5〜9μgとなっていますが、Blank(0μg)で分光光度計のゼロ調整(0μgで吸光度0)後に0.5、1、5、9μgで吸光度を測定したとします。この場合の検量線は0〜9μgまで引いた回帰直線から0.5〜9μgの範囲を使用してよいのか、0.5〜9μgまで引いた回帰直線を使用してよいのか、どちらが正しいのでしょうか。また、よい参考書等がありましたら教えて下さい。
総件数 2 件 page 1/1
No.31983 【A-2】
Re:検量線の引き方について
2009-04-28 09:48:57 火鼠 (ZWl8329
その時、どうしても検量線が0点を通らず上部に、シフトしてました。
原因は、販売されていた試薬類のコンタミが原因でした。試薬を精製することにより、回避できました。また、硫黄酸化物(大気分析)では、低濃度と高濃度では、検量線が違う場合がある。JISに書かれていると思います。(S字カーブとなる)ご存知なければ確認してください。
分析によって得られた数値をどのように使うかが、技術者の資質ではないのでしょうか?だから、計量管理なのでは?
0点を通すのが正しいとか。通さないのがいいとかではないのでは?
検量線をプロットすれば、ばらつきますよね?
そのばらつきは、ほんとに正しいのですか?そのばらつきは、許容範囲内として、データとして使用してよい範囲なのですか?
プログラム上のデータの選択より、得られた値は、真値に近いのかどうか。問題はないのか?の確認のほうが大切ではないのでしょうか?
回答に対するお礼・補足
ご丁寧な回答と貴重な意見をありがとうございます。おっしゃるとおり「得られた値が真値に近いのかどうか」につきると思います。「定量範囲」の数値の信頼性を重視するようにして、社内で検討してみます。
No.31929 【A-1】
Re:検量線の引き方について
2009-04-23 00:15:23 火鼠 (ZWl8329
言える範囲でかまいませんが、あなたのプロフィールを教えていただけませんか?
私は、おっさんです。でも、パソコンなんてない時代の高校生時代に、その分析やってました。シアンの分析は、他の吸光分析に比べると、ダイナミックレンジが広いですよね〜。
回帰曲線を使っていいか?より各測定値の標準偏差はどうなんですか?
まさか?検量線作る時、各濃度1回でやるような暴挙はされてないでしょうね?
さらに、シアン分析は、蒸留っていう操作が加わりますが、その辺は、どのように理解されてます?
参考書??文面からだけなら、分析化学の本にだいたい載ってます。いい本もありますが、利益導入になるので、だせません。、
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。自分は計量証明事業所で分析業務をしています。シアン分析は定量範囲が指定されているものの一例として挙げただけで、本来定量範囲内で検量線を引くのが正しいのかどうかを知りたいと思って質問してみました。機器分析とかでは、検量線を作る時、パソコンの設定で原点を通るとか、含むとか、考慮しないとか指定できたりしますが、定量範囲内で検量線を引くなら、原点を考慮しないほうが正しいような気がします。また、原点を通るとか、含むとかして検量線を引いた場合、濃度0から定量下限値までの濃度を定量してしまっているような気がしてしまうのでどのように理解していいか悩んでます。
総件数 2 件 page 1/1